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高画質が逆風と言うパラドックス

PS3は、今Wiiに負けているけど、その高画質から、液晶とかプラズマとかの高画質テレビがはやれば、あっさり逆転すると言われている。

そういうテレビで見たら、第3世代と言われているゲームの優劣がはっきりすると言われていて、やっぱりそうかな、と思っていた。

最後は、ソニーが逆転するんだろうな、なんと言っても。

ところが・・・・

大画面テレビが、高画質ゲームを苦しめる

というエントリーを見て、

なるほど

そう言われてみたら、うちでもその通りかなと思う。

うちにあるテレビは、まだ大画面テレビとか言われるものでも高画質テレビと言われるものでもない。28型か32型のブラウン管横長テレビである。

今まで、ゲームは別の部屋の28型か24型のブラウン管横長テレビでやっていた。それは、テレビとゲームが共存できないのが大きな理由で、見たいテレビをあきらめてまで、一人でやるゲームにテレビを占領させるほど優しくなかったからである。

最近、Wiiを買ったんだけど、このゲームがどこにあるかと言うと、リビングのテレビ専用、28型か32型横長テレビである。何で他のゲームと違いここにあるかと言うと、皆でワイワイぎゃーぎゃーとゲームをやれるからである。こうなると、すっかりテレビ番組に勝ててしまう。

もし、うちに高画質大画面薄型テレビが来ても、この構図は変わらず、むしろ気持ちよくやっていると思う。

とすると、この「大画面テレビが、高画質ゲームを苦しめる」というエントリーに書かれた、

据え置きゲーム機というのは、「テレビを“間借り”しなければならない娯楽品」だからです。

 当コラムの読者の皆さんの中にも、すでに大画面テレビをお持ちの方は多いでしょう。そのテレビはどこにありますか? たぶんリビングルームにあると思います。そのテレビでは、たいていの場合テレビ放送が流れていて、それが家族団欒の道具になっているのではないかと推測します。音を絞りめにしてテレビはつけっぱなし、ということもありそうです。

 そうなのです。独身世帯ならば話は別ですが、日本の家庭では、テレビは「みんなが集まっているリビングルームにあり、人がいる限り常に何かの映像が流れているもの」。もちろん例外は多々あれ、このイメージは多くの方に納得していただけるのじゃないでしょうか。

 このため、据え置きゲーム機を遊ぶためには、「1人がゲームを楽しむ代償として、家族の団欒の道具になっているテレビ放送を消す」必要が生まれるのです。

ということが良く分かるわけです。

自分の家のすべてのテレビが、こういう高画質テレビに代わるのは、かなり先になりそうで、そこまでこのゲーム機の戦いが続くとは思えず、やはり日本では、Wiiの圧勝で終わるような気がします。

そういえば、ソニーはゲーム機のCPUを内製化をあきらめるようですから。

大画面テレビが、高画質ゲームを苦しめるはここ