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「変な人」や「尖った人」「でしゃばる人」が会社には必要

日経ビジネスNBonlineで、面白い記事が結構あるので読むことが多いが、今回のネタはセイコーエプソン社長花岡さんの「社内の「変人」を見いだし躍進の原動力とする」

私は経営者として、社内に「変な人」や「尖った人」「でしゃばる人」を見つけ出すことをモットーとしています。

こういうことを言っておきながら、本当に尖った人に出会うと、いきなり引いてしまい非難する側に立つ口だけ変わったこと好きな振りした偉い人も多いけど、さすがセイコーエプソンの社長だけあって真実が埋もれているような気がする。

まず変な人というのは、時代の先の先を読むような人です。将棋や碁のプロは、何手も先を読む能力があるからこそ強い。企業も同じで、常に時代の先を読める人が必要です。次に尖った人は、頭の回転が速くすぐに結論を出せる人を指します。そういう人は、世の中の事象に潜む本質を見抜く能力を持っています。
最後のでしゃばる人は、ほかの部署の人間までも巻き込んで仕事をするパワーを持った人です。

と、ちゃんと具体的に人物像を出している。

自分は、どうなんだろうかとこれを読みながら思う。

これは、どう見ても尖った人だなあ。と、自分を褒めてみたりする。

一部の天才だけでは、会社は成り立たないと言うことを型っていますし、バブルがはじけて元気がなくなった日本企業を救うため、成果主義だ成果主義だ、これやらないと負けると言われた成果主義だが、これを取り入れながらも、成果主義だけじゃ、経営が近視眼的になりすぎると警鐘を鳴らしている。

僕は、成果主義については、ずっと懐疑的な気持ちをもっていたので、この花岡さんの言っていることが良く分かる。

どちらにしても、行き過ぎた年功序列も行き過ぎた成果主義もよくないのですよ。


このNBonlineですが、会員登録しないと読めないので、興味のある人は原文を読んでみてください。
http://business.nikkeibp.co.jp/index.html

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