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6月の携帯電話契約数の続き

6月の携帯電話契約数は、また、ドコモの一人負けという様相だけど、ドコモがやんやとやっていて何を知らせたいのか分からない、docomo2.0。この中でTOKIOの長瀬がやっている2In1。

1台の携帯に電話番号とかメルアドとかが二つもてるらしいサービスだけど、なんとこれが2契約にカウントされるとかされないとかで問題になったとか。

最初、このサービス聞いたとき、「へぇ〜、1台で二つの番号もてるといいかもなあ」と思っていたけど、
 

携帯電話のキャリアにとっては、もっと深い意味があったのですね。この2in1が2契約として認められるかどうかで、市場に与えるインパクトは大きく変わります。

昨日のエントリー

6月の携帯電話純増1位はソフトバンク

を覚えていますか?

ソフトバンクは純増数20万4800件
KDDIグループは純増数13万3200件
NTTドコモグループが純増数8万8800件

です。

では、2in1の契約数はどうかと言うと、5万4000件です。
これが複数契約と認められるとすると、ドコモの契約数は、
8万8800+5万4000=14万2800件となり、KDDIグループを抜いてしまうのです。

こういう見かけの数字はとても重要で、こうなった瞬間、ドコモの一人まけという状態ではなくなり、「まだまだ捨てたものじゃないねえ、ドコモは!」ということになってしまうわけです。

と、すると、ドコモなユーザーも、ドコモでないユーザーも、「今度はドコモにするか」となるわけで、まだまだドコモ帝国は安泰となるわけですね。

当然のごとく、ドコモ以外の2社は、この2in1を2契約とは認めないとなったわけですね。

単なる、1電話に2番号という2in1が深い意味を持っていたと言うことで、大人の考えることは怖いですねえ・・・

では、また来週。