Bookrock

おもしろく こともなき世を おもしろく

あるビジネスブログの話_7

と言うわけで、オロロンズの5人

サクランボ
大河
団子
ノーノ
萬屋

と、オヤジ二人

は、ブログのねたについて真剣に話し始めた。

「製品開発の秘話とか苦労話は、読みたい人もいると思うので、これはサクランボに書いてもらうことにして」

「大河は、この商品のメリットなんか書いてもらいたいね。タイアップしているものとかもあるし」

「団子は、お菓子のこと書いてもらいたいけど、あんまり関係ないので、サイトから見たこの商品のことかなあ」
 

http://bookrock.blog76.fc2.com/blog-entry-427.html 
「ノーノは、この商品が置かれてるいる業界みたいなことかなあ」

「こういう風に並ぶと、いいとこしか書かないようになるね」

「それって、気持ち悪くない?」

「うん、あんまりほめ言葉並ぶと、かえって嘘っぽいね」

「そうは言っても、企業から発信するブログなんだから、コマーシャルなエントリーでも仕方ないのでは」

「でもねえ、そんなことなら、普通のサイトとか雑誌とかで言えばいいので、あえてブログでやることないし」

「じゃあ、さあ、萬屋は、この商品私には似合わない、というスタンスで書けば」

萬屋は、本当にそう見えるしね」

「見えるって、このブログ自分の写真載せるの?」

「載せないよ。」

「な〜んだ、載せないの。載せたらファンレターいっぱいくるかと思ったのに」

「あんたに来るわけないでしょ。結婚してるし子供もいるし」

「それ、黙ってたら分からないじゃない」

「分からないって、そういうブログじゃないんだって」

「じゃあ、何よ。えっ、何のブログなのよ」

「そう、突っかかってこないでよ。うちでなんかあったの?それとも会社で」

「別に何もないわよ。まあ、いいわよ、私の文才で読者をギャフンと言わせるから」

「ギャフンって、あんた一体何歳よ」

「あっ、まずい・・・」

またしても、話が弾むオロロンズであった。

続く

最初から読む