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古き良きゴルフ〜タイガー・ウッズのいない全英オープン

全英オープンをちょうど今やっている。

今年は、16年ぶりに日本人が決勝に進めなかったと言う不名誉は大会になってしまい、さらにタイガー・ウッズが出ないと言うことで、注目度は低くなってしまった。


こういうことを書いているが、最近、僕自身ゴルフについては、ほとんど興味がない。
誰が勝とうがどうでもいいかあという感じである。

今日、なにげにチャンネルを変えていたら、テレビ朝日の全英オープンの放送に当たってしまった。

懐かしい、グレッグ・ノーマンがトップタイになっていた。

そのトップは、+2で5人ぐらいが並んでいた。
 

 
その次のグループは、+5ぐらいということで、難しいコースを回っているんだなあという感じであったが、注目せずに見ているうちに、何か違うのではないかと思ってきた。

アメリカのツアーと言うのは、ここ何年もタイガー・ウッズを中心に回っている。

彼の圧倒的な飛距離とショートゲームのうまさに、振り回されていた何年でもあった。

そのため、コースの長さはどんどん長くなったということを見たような記憶がある。


タイガー・ウッズがあまりにも強いので、大会は、ウッズvs全選手という構図になる。

ウッズを気持ちの中に入れると言うことは、安全圏というのの難しさである。

それまで、最終日のインが終わると、この差があれば大丈夫とか、15番前で終わったらどうかと言うことが分かりやすかった。

ところが、ウッズを相手にすると、それまでの常識が全く効かなくなる。

そのため、大会は最終日を意識する前の3日目とかが非情に重要になる。

この重要性というのは、守ると言うことを捨て去ると言うことである。ここで、ウッズに対しいかに差をつけるかと言うことが何にもまして重要になる。

そうすると、攻めることになる。

攻めると言うことは、一歩間違えると、失敗につながるから、上位の差は激しくなる。

いい人はいいが、悪い人は悪くなる。

そして、いい人は引き離した結果、頭に入れておくのは、下の数人とウッズということになる。


と言うことを続けていくと、どうしてもゴルフの大会は大味になっていき、その結果大会スコアとかもでることが多くなる。

で、今年の全英オープンであるが、前門のウッズも後門のウッズもいないわけだから、精神的にはとても楽な大会になる。

そして、ぐれっぐ・のーまんが主役を張ろうとしている今回である。

それは、それでとても面白い大会にはなっている。

明日の決勝ラウンドは次の日が休みと言うこともあり、ゆっくり見れそうである。


レトロな、全英オープンを楽しもう!