Web上で、動画を活用したサイトでのビジネスモデルは、今後の大きな課題です。
以前、仮想世界「Second Life」の現在の限界というエントリーで、こう書きました。
動画は、YouTubeやニコニコ動画の成功により大きな期待が持てるように考えられがちですが、この成功は、まだトランザクションが膨大と言うことでしかなく、ここからのビジネスモデルと言う観点から言うと、まだまだかなあとも思います。
この両者は、無料での提供を行い、収益は広告という以前からあったモデルの域を超えたいないということろがあります。
難しいですが、動画を流すインフラ面としては、整っていると言っても良い状況ですので、あとはブレークスルーとなるようなサイトなりアイデアなりが待ち望まれるところです。
「心に響くウェブ動画マーケティング。」という本を読みましたが、これかWeb動画を活用して何かやろうと思っている人は読んでみることを進めます。
はじめにでは、
Amazonでいきなりおもちゃのハシゴ車が売れた!と言うことを例にあげ、これが、ニコニコ動画にアップされた動画が原因となり、何故にハシゴ車が売れていったかが書かれる。
目次としては、
「売る」動画から「使う」動画へ
クロスメディアでこそ生きるウェブ動画のビジネス活用
高速通信が可能にするモバイル動画の可能性
などである。
モバイルでの動画活用は、今後大きく伸びていくとは、僕も思っていたが、モバイルのインフラではドコモが頭二つぐらい上を行っていたのですね。読んだら納得という感じでした。
マーケティングのために自分で作った動画はどうアップすればいいかというと、小出しにするのではなく、まとめてどっとあげる方が良いと言うことも書かれています。
これは、僕自身の経験を言うと、反対に小出しにしてしまったため、大きな流れを作れなかったということがあります。
ある程度まとまった動画コンテンツができるまで、我慢すれば良かったです。
ウェブ動画でのマーケティングは、まだ始まったばかりです。
心に響くウェブ動画マーケティング。 貴社がYouTube・ニコニコ動画ブームに乗れない理由。 市川 茂浩 インプレスジャパン 2008-07-02 売り上げランキング : 2001 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |