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おもしろく こともなき世を おもしろく

人は気持ちで動くもの

前回の大河ドラマ「篤姫」


薩摩が武力を擁し幕府を脅し要求を受け入れさせる。

それに疑問を持つ小松帯刀

勝燐太郎との最初の出会い。

勝は言う。

「薩摩のやったことは間違いです。人を動かすのは『気持ち』です」と。

のののさんは書く。

ひとりっ子の取扱説明書

仕事は…
●頭ごなしに怒られた瞬間、やる気をなくす
●説明がないことにガマンならない
●ほめられたら、かなりムチャなことでもやります
 

【番長・杉山茂樹の観戦記】「非情」ではなく「非常識」な岡田采配
より

非情と非常識は似て非なるもの。先のバーレーン戦で、岡田サンが振るった采配を見ていると、両者の間には決定的な差があることを痛感する。フランクフルトに所属する稲本を招集しながら、ベンチにも入れずスタンドで観戦させたことは、非情ではなくて非常識。常軌を逸した采配だと言わざるを得ない。

(中略)

長年にわたり活躍してきた加地を、左のサイドバックで起用したことだ。加地に左サイドバックとしての適正がないことは、衆目の一致するところだったが、岡田サンはあえて加地をそこで起用した。

(中略)

案の定、ものの5分もしないうちに、加地の不適正は明らかになった。予想されたことが予想通り起きただけの話だが、岡田サンは懲りずに第3戦でも加地を左で使った。そしてこの大会を最後に、加地は岡田ジャパンのメンバーから外れ、代表チームからの引退を表明した。長年、代表チームに貢献してきた選手を、苦手なポジションでさらし者にするように使い、そしてクビを切った。非情な采配と言う より、非常識な采配と言うべきである。

(中略)

 思えば岡田サンは、10年前のフランスW杯の時も、周囲をビックリさせる非情な采配を行っている。カズを現地まで連れて行きながら、最終メンバーから外したことだ。日本サッカー界の功労者に対する仕打ちとしてはあまりにも失礼な、非常識采配を振るった過去を想起せずにはいられない。

(中略)

ある監督経験者はこういう。「自軍の選手から『ウチの監督おかしいんじゃないか』と囁かれる方が、メディアから叩かれることよりずっと怖い」と。いったい岡田ジャパンの選手たちは、決して常識的とは言えない岡田サンをどう見ているのだろうか。稲本や加地に対する仕打ちを良しとしているとは思えない。


プロサッカー選手と言えば、プライドの固まりだと思う。思うと言うより、プライドがないとできないものだと思う。
そのプライドを木っ端みじんにするなんて信じがたいことである。
そりゃあ、ついて行かなくなるのではないかと思う。

岡田さんになって、坪井も加地も引退表明をした。

代表からの引退表明というのは、ある意味おかしいことである。なにせ、代表として呼ばれるか呼ばれないのか分からないからである。

それなのに、彼らはあえて引退表明をした。

それは、大きな理由があるのだと思う。

彼らの自己表現である。

ただし、ここで坪井と加地を出したが、この二人は大きく違う。

何が違うかというと、所属するチームでの立場である。

加地は、何と言ってもlレギュラーである。

ところが、坪井は代表としてチームから離れている間に堤という若手が台頭してレギュラーから追われようとしている。

これはこれとしても、代表の地位というのが小さくなったのが岡田ジャパンかも知れない。



こういうのを見たり読んだりすると、つくづく気持ちって大事なのだなあと思う。

何かを行おうとするとき、気持ちが入っているかいないかで、その結果は大きく異なる。それは当然仕事にも当てはまる。

上司の仕事って何だろうかと思う。

その大半は、部下に気持ち良く仕事をさせることだと思う。

気持ち良くとは、別にこびへつらうわけではなく、いかに気持ちを高めさせるか。

だから、間違っても言ってはいけないことは、

「今度の仕事、よく分からんがまあ頑張れよ。」
「あほ、あんたが分からん仕事に頑張れるわけない(心の返事)。」 

「昇進させようと思ったが制度でできなかった」
「なら言うな(心の返事)」

「費用対効果が一番重要だから。でもこれは違うので」
「そりゃ、あんたの趣味か(心の返事)」

なんてことがあって気持ちが折れていき、仕事のやる気がなくなっていく。


気持ちが折れたら、それを立て直すのはその何倍も難しいので、世の中の上司と言われる管理職は心して仕事をするように。