名選手、名監督ならず。
これはどういう意味か?
名選手と言っても必ずしも名監督にはならないということですね。
長嶋茂雄さんも王貞治さんも最初にジャイアンツの監督になったとき、結果を残せなかったのでこういうことが言われました。
しかし、しかしですね。
名選手になるのは、相当に大変です。
そもそも選手と言われることが大変です。この場合の選手はプロ選手と置き換えても良いと思います。
スポーツをやっていて、プロになること自体相当に大変です。
その中で成功するのは、もっと大変です。
成功するというのは、野球とかサッカーで言うとベンチ入り以上になると言うことでしょうか。
そして、名選手です。
名選手というのは、同じ時代にやっている選手の中で飛び抜けていなければなりません。同じぐらいのレベルだと名選手とは言われません。
すると、
プロスポーツの中で、名選手を言われること自体大変なことなのです。
そして、監督。
監督って、そんなに簡単になれるものではありません。
プロ野球は12球団しかありませんから、12人しか監督はいません。
サッカーもJ1は18チームです。つまり監督は18人です。
選手より監督になることの方が難しいのです。
そもそも競争率なんて並大抵ではない中でなっているのですから、実は監督になるだけで凄いのです。
そして、名監督です。
そんなの、ほとんど無理です。
と言うことを考えてみたら、名選手、名監督にならずと言うのは、素人のやっかみにしか見えないのではないかと思うのです。
名選手も名監督もそれだけで立派です。
それよりも、選手と監督も立派なのです。
確かに、こんなこと書いているボクも結構批判記事書いていますが、そなことに関係なく選手は監督は凄いのです。
今日、王監督が引退表明をしました。
王監督というのは、尊敬に値する人だと思います。
ジャイアンツの大スターでジャイアンツの監督までなりました。
監督を半ば解任され、そして、福岡のダイエーホークスの監督として花開きます。
ダイエーホークスの監督になったとき、何であんなところまで行くのだろうと思いました。ジャイアンツの監督で終わってもよかった人です。そして、いつかはジャイアンツの監督として呼び戻されたかも知れません。
それなのに、王さんはダイエーホークスの監督として格好良く監督をします。
彼を監督としてよんだ当時の根岸さんは偉いと思います。
ダイエーが傾き球団を運営する資金がなくなっても王さんは監督を引き受け続けます。
そして、ダイエーからソフトバンクへ。
それでも王さんは監督でした。
ソフトバンクの孫さんはさすがだなあと、思いました。彼は福岡の人たちがどう王さんを見ているのか分かっているのだなあと。
クライマックスシリーズが導入されて、どうも王さんにつきがなくなったなあと思います。ペナントレースでぶっちぎりで1位になっても、日本シリーズには行けませんでした。
なら、下から勝ち上がって日本シリーズに言って欲しかったときも、負けてしまいました。
エース斉藤が負けてマウンドから立ち上がれなかったことを覚えています。
今年、何と言うことかホークスは調子がとても悪いです。
クライマックスシリーズにもいけないぐらい低迷しています。
これから、残りの試合を全部勝って3位でも良いのでクライマックスシリーズに行ってもらいたいと思います。
最後の王監督の勇姿を目に焼き付けておきたいのです、できるだけ長い間。