今日最大のニュースですね。気の早い人は今年一番のニュースと言っています。
それは、国内最大の掲示板、2ちゃんねるの管理人、ひろゆきがその権利をシンガポールの会社に譲渡したというニュースです。
西村博之氏、2ちゃんねるを企業に譲渡
2ちゃんねるがひろゆきから謎の会社「PACKET MONSTER INC.」に譲渡完了、その正体を探る
2ちゃんねる、“言論の自由なき日本”を見捨てた?
2ちゃんねる、海外企業に譲渡 ― 西村博之氏からPACKET MONSTER INC.へ譲渡完了
いろいろなニュースが飛んでいます。
教えて君コミュニティー【ASKS?】で、とうのひろゆきのコメントです。
2ch譲渡
そんなわけで、去年は何度も海外出張して2ch譲渡の打ち合わせをしてたりもしてたんですが、ようやく譲渡完了しましたよ。。と。
譲渡先は、
PACKET MONSTER INC.
と言うシンガポールの会社のようです。
僕は、今日このニュースが飛び込んだときに最初に思い出したのが、彼の著書「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」に書かれていたことです。
それにはこう書かれています。長文ですがあえて掲載します。
2ちゃんねるが潰れない理由は、「国家権力の意志が働いているのではないか。それがいったい、どういうことなのかすごく気になる」などと、言われることもあります。
(略)
「これは社会に影響力を持つまでに成長したインターネット内の大きな存在を、たとえ国家権力であろうと簡単に潰していいのかという精神的なハードルが生じている証拠。故に、違法な世界だが、巨大化してしまった2ちゃんねるを野放しにしている」
これが、あるジャーナリストの方が考える、2ちゃんねるが潰れない理由です。
確かに国家権力が潰そうと思えば、どんなものでも潰せてしまうかもしれません。東京地検特捜部が僕を逮捕することも、鈴木宗男さんや堀江貴文さんの逮捕劇を見ていればわかるように、明確な理由がなくても逮捕することができるはずです。では、なぜ東京地検特捜部は僕を逮捕しないのでしょうか?
それは、僕や2ちゃんねるが、まだまだコントロールできる存在だから逮捕していないだけだと考えています。今現在、警察から「犯罪事件が起きていて情報が必要です。犯人が2ちゃんねるに残したアクセスログを提出してください」と言われれば、僕がアクセスログを提出して、犯罪者が捕まります。
仮に僕が逮捕されてしまい、2ちゃんねるが閉鎖されてしまったとしましょう。しかし、2ちゃんねるのような場所の需要は必ずあるので、違う形で新たな2ちゃんねるが作られてしまいます。しかも、その形を変えた2チャンネルをアメリカ人が作ってしまうと、本当に日本の法律が適用できない場所になってしまう。つまりは、日本人にとっては犯罪予告し放題の掲示板の完成です。
アメリカ人が2ちゃんねるの管理をしているのであれば、まだなんとかなるかもしれないのですが、台湾や北朝鮮で2ちゃんねるのサーバーをコントロールされてしまったら、どうしようもないという状態が起こるのです。
改めてこの章を読んでみると、
ひろゆきは、もうすぐ逮捕される。
2ちゃんねるがコントロールできなくなったので潰しにきている。
その前に海外に譲渡した。
ぐらいの想像しかできないのですが、一体どうなのでしょうね。
掲示板というのは、管理人の存在というのはとてつもなく大きいです。
こう言う掲示板の存在は絶対に必要だとひろゆきは書いていますが、巨大な掲示板の必要不可欠な存在は管理人の有り様だと思います。
2ちゃんねるはこれからどうなっていくのでしょうね?今まで以上に気になります。
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