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自動車ローン減税というのはいいね。

今日のブログで面白いエントリー。
日本経済再生
http://news.www.infoseek.co.jp/special/j-is/hotjournal0901_004.html

このエントリーの中では、この不況を脱出するのが早いのは中国とアメリカだと書かれています。
中国はもともと人口が多いため、内需の力で不況を脱出するそうです。確かに10億人からの人口を持つ国ですから、自国民が消費に向かうだけで相当に大きなパワーがあります。
アメリカは、強いリーダーシップをもったオバマが大統領に選ばれたのが大きいそうです。こう言う時代には、大きなリーダーシップを持つ指導者は社会の要請でもあります。歴史を翻ってみてもそれは、戦国時代を終わらせる方向を築いた織田信長とか明治維新の時の西郷隆盛とか大久保利通とかが時代の中で出てきたことと通じるのだと思います。
 

それに比べ、脱出するのが遅くなりそうなのがEUと日本だそうです。

そう言われてみると、内需も強烈なリーダーシップもありませんね。


指導者に頼ったりもともと弱い内需の力に頼るのではなく、他に方法はないかと言うことで出てきたのが、この自動車ローン減税です。

自動車産業というのは巨大です。
自動車と言うと、トヨタとかホンダとか日産とかの自動車メーカーしか思い出せなく、どうせ大企業だから守らなくても大丈夫だろうと思ってしまいます。

ところが、この自動車は多くの部品メーカーが衛星的にあります。その中ではデンソーとかカルソニックとかの巨大なメーカーもありますし中小な会社も相当に多くあります。

そして、金融の面で見てもローンをつける会社もあります。
ですから、この自動車関連を優遇することは大きな意味があります。

自動車が売れると雇用も増え傘下の企業も潤うことで、法人税も増えます。

何せ、街に新車が増えると気分的に好況になったのではないかという心理面も大きいです。

なんて言うことを考えさせられた今日の自動車ローン減税のエントリーでした。


2兆円をばらまく定額給付金なんかやめてこう言うことで金使えば良かったのにねえ。