今日、久しぶりに新日本プロレスの試合を見た。
IWGPのヘビー級タイトル戦。
チャンピオン中西学VS挑戦者:棚橋
試合は、まあまあの展開だった。
しかし、随分前にプロレスを見ていた人にとってはなぜか物足りない内容だった。
プロレスとは、観客に対する納得性をどう提供するかのプロスポーツだと思う。
ロープに飛んで戻って来るにしても、
ロープ最上段からの技を受けるにしても、
ドロップキックの撃ち合いにしても、
エルボーでの殴り合いにしても、
それが、必然的な流れの中で行われていたら美しい。
そして、決まった流れを外すのも気持ち良い。
これ、本当のプロレスものでしか分からないと思う。
素人の前でこんなことを言っても分からないし、所詮八百長なんでしょ、プロレスってと言う短絡的な話しになっていく。
プロレスとは、見ているものにとっての納得性だと思う。
納得と裏切りが微妙な展開を見せてくれるから面白い。
そして勝者はちゃんとなるべくしてなっているので、見ていて感動がある。
とか言うことを思い出しながら今日見た、中西VS棚橋のIWGP選手権。
なぜか試合がスイングしていなかった。
中西も棚橋もプロレスがうまいので安心して見られるんだけど、なぜか悩みが見られる試合になった。
どうしたんだろうか?と言う感じだった。
IWGPヘビー級のシングル戦は、日本最高峰の試合である。
中西と棚橋という、いい選手が出ていてので、期待していたが、何かかみわなかったなあ・・・・と言う試合だった。
最後は、棚橋のロープから飛ぶ二連発で勝負が決まったけど、あれで負けちゃーいかんだろう!と言う試合だった。
納得性が薄かったんですよね、きっと。
と言うことで、残念なIWGPだった。