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日本で初めての本名で書き込むことが普通なWebサービス

昔、そう10年以上前にやっていたパソコン通信ニフティサーブではハンドルネームと言うその世界だけで通用するニックネームを使っていた。それはニフティの中では普通だった。そして、いろいろな人がいろいろなハンドルネームをつけているのが面白かったりした。

パソコン通信は、インターネットが流行ってからは廃れていく。

代わって出てきたのが2チャンネルとかのインターネット上の掲示板。ここではもっと匿名性が進んでいて、「名無しさん」が普通になりそこにはもうニックネームらしきものもなくなっていく。

それから、ブログと言うものが生まれる。アメリカでのブロガーは実名が普通らしく、それはニュースを脅かすものまで昇華していく。マスコミとは違うブログという報道となっている。だから政治家の記者会見でも著名なブロガーは呼ばれる。それだけ社会的に無視できない大きな存在となっている。
ところが、このブログでも日本では一部の人を除いて多くは匿名性を維持している。

ミクシーとかグリーとかのSNSでもそれは変わらずその匿名性は維持される。


ここまで続くと、日本は匿名でいいんだし、それは実名よりは無責任な書き込みもあるかも知れないけど、匿名だからこそ書けることもあるわけだし、自分に必要か不要か本当か嘘かは自己で決めていけばいいのではないかという論評になっていった。
  

ところが、ここで始めて実名が普通なWebサービスが登場する。
しかも自分の写真までを堂々と載せていく。

それが、twitterである。

僕が久しぶりにtwitterをやり始めてびっくりした一番大きなことはこの実名と写真であった。
勝間和代さんを始め多くの著名な人が実名でやっているということも大きな理由なんだろうけど、そうではない普通の人たちも実名でやっている。これは、すごい新鮮だった。

自分自身のtwitterへの関わりで言うと、時間がなかなかない中でツイートしていくのは結構辛いところもあるけど、この実名性はいろいろなものを担保していると思うので、大きく化ける可能性は否定できない。

それは、きっと僕が考えている以上か全く違う方向で大きくなると思うのだけど、だからどうなって行くのかが良く分からない。

でも、この実名性だけを見ても、日本でのWebサービスのエポックメーキングになると思う。
  
では、あんたはこれから実名で書いていくのかと聞かれたら分からないし、暫らくはこのままだと思う。


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