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小沢一郎頑張れ!

小沢潰しというか小沢おろしというか、最近マスコミの偏重ぶりは恐ろしいものがあります。

選挙で勝つために党を運営するのが何で悪と言われるのか全く分かりませんし、議員の過半数を取ることは重要ですし、それがないと政局とかで政治はがたがたになります。
衆議院と参議院が逆転しているとねじれ現象とか言って、これじゃあ安定的に国を運営できない。また、単独で過半数を取らないと連立を組むのですが、そうすると他の党のご機嫌を取りすぎとか言っているのです、マスコミは。

ところが、衆参で過半数を取ると独裁だとか汚いとか言われるわけですね。

困ったものだなあ、最近のマスコミは。と思っていたら面白い記事がありました。

日刊ゲンダイ

「民主党は小沢独裁」という虚と実

25日の国会、自民党が松本剛明議運委員長と横路孝弘衆院議長の解任、不信任決議案を連発した。民主党小沢幹事長の証人喚問に応じず、一方的な国会運営をしていることへの抗議だ。
 もちろん、民主党は数の力で蹴散らしたが、自民党は「小沢独裁の民主党の正体見たり」と息巻いている。
 なにしろ、自民の谷垣総裁は二言目には「小沢独裁」と叫んでいる。「民主党政権では小沢一郎幹事長が密室ですべてを決めている」「わが党は小沢独裁と徹底的に対峙する」「小沢独裁に堕した鳩山政権の正当性は失われている」と、こんな調子なのである。

(略)

 こうしたメディアは民主党内を親小沢、反小沢に色分けする。前原、仙谷、枝野、野田らが反小沢で、野田が副大臣どまりだったり、枝野が2月に大臣になるまで無役だったのは、「小沢に嫌われているから」とまあ、まことしやかに解説する。小沢神話を誇張し、非難し、民主党を北朝鮮のごとく書く。本当にそうなら大変だが、政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「彼らに指導力と独裁の違いを聞いてみたいものです」と言う。
「政治的力量があれば、独裁と非難し、なければ、指導力がないと書く。これがマスコミのレッテルの張り方なのです。小沢の小の字が出てきただけで気に入らないメディアや政治家が大勢いる。彼らに言わせると、やり手は何でも独裁になってしまいます」

(略)
  

「政治とは権力闘争ですよ。指導者たるもの、周囲をグイグイ引っ張る腕力が必要なのは当たり前じゃないですか。政治を動かすにはカリスマ性が要る。それを持っている政治家が求心力を得る。多くの仲間を束ね、物事を動かせる。小沢氏にはもともと、カリスマ性があり、さらにそれを修羅場で鍛えてきた。だから、その政治手腕はずぬけている。それをもって独裁的というのであればそうなのでしょうが、彼はルールにのっとって行動する。特務機関を使って、政敵を監視しているわけでもない。政治のプロから見れば小沢独裁批判は次元の低い話です」

(略)

すべてを小沢叩きに結び付けようとするからこうなる。「小沢独裁」はネガティブキャンペーン以外の何物でもないのだが、そうしたら、最近は大新聞にも「小沢独裁報道」に疑問を投げかける記事が出るようになった。
有権者はメディアが描く小沢像の虚実を見抜く眼力が必要だ。



日刊ゲンダイ、なかなか良い記事を書きます。

今、小沢さんを潰したらいけないと思うのです。民主党は寄り合い所帯でしかありませんので、カリスマ性をもって引っ張っていける政治家が必要です。

4年間は少なくとも小沢さんにやらせて正常な二大政党制のもっていくべきだと思います。

日本は、今千載一遇のチャンスを迎えているわけですから、彼を抹殺してはいけないと思います。