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金メダル獲得数11位で責任を取らされる国

3月2日の朝日新聞夕刊より。

バンクーバー冬季五輪の準備責任者は、今すぐに責任を取れ」−ロシアのメドべージェフ大統領は1日、金メダル3個という記録的な不振に終わったロシアの五輪代表団に強い不満を表明した。

メドベージェフ氏は、政党「統一ロシア」の指導者との会合で「責任者は勇気をもって決断し辞表を書くべきだ。できないなら手助けする」と更迭も示唆。成績不振については、長くソ連時代の遺産にあぐらをかいてきたせいだとし、「抜本的な訓練体制の変革が必要だ。責任者は億万長者のような役人ではだめだ」と汚職のうわさが絶えないスポーツ当局者を非難した。
バンクーバー五輪でロシアの金メダル獲得数は11位で過去最低だった。


金メダルなしに終わった日本はどうなるのでしょうか?


ナショナリズムの高揚と言うよりも、スポーツに関心を持たせるものとしてのオリンピックというのは良いツールです。
そして、より興味を持ってもらうには、メダルの色と数は必要かと思います。
 

スポーツをすると言うことは、健康的にもとても良いことではないかと思います。スポーツをして健康になれば、病気にもなりにくいということなので、医療費の抑制になります。すると、健康保険費の収支が好転していきます。企業の健康保険組合の中では潰れた組合が多かったと記憶しています。

これはきっと高齢化により健保を使う人が増えたために、企業が支払う保険費が増えたことによります。負担に耐えられなくなったのです。

年をとっても病気になりにくくすると保険を使う人は減っていくのではないかと思うのです。

そういうことを考えていくと、スポーツをするのはとても重要です。それには奨励することも必要かも知れませんが、スポーツしたくなると言う気持ちが、もっと重要ではないでしょうか。

なら、スポーツにかける予算はちゃんと出して、強くして、国民がスポーツに興味をもてるような状況にすることは長い目で見れば、予算の賢い使い方かもしれません。

短期的に予算を効果的に使うことも必要ですが、国民を守るためには長い目でみて効果が高いことにも予算をちゃんとつけることも重要かと思います。

まあ、単純につけて不必要な使い方をされるのは困ったものですが、選手のためにしっかり使ってもらえたらいいのではないでしょうか。


〔関連ページ〕
バンクーバーオリンピック、一番良かったのは清水宏保さんのコラムだった。