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Android(アンドロイド)携帯は3度待て。GoogleのNexus S。

昔、マイクロソフトのソフトはバージョン3まで買うなという格言(・・?)がありました。
これは、マイクロソフト製品は出たものをすぐ買ってはダメ。ソフトウェアとして洗練され安定するには三世代必要なので待てと言うものです。

マイクロソフトが作っているOSはWindowsですが、今のXP系の前は9x系でした。その前はWindows3.1とかでした。
Windows3.1は正確にはOSではなくて、MS-DOSGUI環境を構築するための拡張ソフトウェアでした。

その拡張ソフトウェアも
1985年,Version 1.0
1987年,Windows 2.0
1990年,Windows 3.0
1992年,Windows 3.1
となり、92年に発売された3.1が爆発的な人気を得ました。
それまで、三世代です。

この後に出たのが、本来のOSとなるWindows95です。

この系統はWindows 9X系と言われていますが、

1995年, Windows 95
1998年,Windows 98
1999年,Windows 98 Second Edition (Windows 98 SE)

となり、Windows 98 SEになって始めて安定化します。

ここでも三世代かかりました。
 

OS以外では、ブラウザになりますが、マイクロソフトのブラウザ、インターネットエクスプローラは、

Internet Explorer 1 1995年8月24日。これはXindos35を拡張するソフト、Plus! for Windows95 に含まれていました。
Internet Explorer 2 1995年11月27日
Internet Explorer 3 1996年8月13日
Internet Explorer 4 1997年9月30日

僕の中では、バージョン1というのはほとんど記憶がなくて、IEとは2から始まったと思っていました。
もっと言うと、当時はネットスケープを使っていて、ネットスケープから移行したのは、IE4からでした。つまり、IE2から数えると三代目ということになります。


さて、Googleが作っている携帯用のOSはAndroid(アンドロイド)です。
Android(アンドロイド)はフリーで提供されていますので、多くの携帯メーカーがこのOSを使ってスマートフォンを発売するようになりました。

今のバージョンは2.2です。
が、僕の中では、第一世代が1.6て第二世代が2.1そして第三世代は、2.3ではないかと思っています。

1.6はソニーエリクソンが出したXperiaに積んでいるアンドロイドのバージョンです。


バージョンが2.3となったことにより、
NFC(近距離無線通信)に対応。回転加速度・単方向加速度の検出、重力・気圧センサー、ジャイロスコープに対応。SIPの標準サポート。UIの刷新・高速化対応などが大きな特徴となりました。

この中では、まずNFC(近距離無線通信)に対応することが大きいと思います。近距離無線通信がOSレベルで使えると言うことは、おそらく今、日本のメーカーがおサイフケータイをえっちらおっちらして付けているのが嘘なぐらい簡単に付けられるのではないかと思います。

今月、相次いで発売される日本仕様のアンドロイド携帯ですが、最新の2.2ではなくて2.1であるのは、おサイフケータイとかワンセグとか日本独自なものを付けていった結果、検証が追い付かず古いバージョンのアンドロイドで出さざるをえなかったのではないかと思っています。

OSレベルで対応してくれると、そこの動きはOSに任せてしまえばいいのでメーカーは開発スピードをあげられます。その上安定します。

UI(ユーザーインターフェース)の刷新・高速化と言うのも、とても良いです。使っていて一番気になるのはUIです。これが高速化することは、それだけでも使い勝手が大幅に向上します。

ということを考えていくと、ここは我慢して2.3のスマートフォンまで待つのが懸命かもしれません。

バージョンとしても、ちょうど三世代ですから、アンドロイド携帯は三度待てと言う格言(?)にも沿うことになります。


それは分かっているけど、今の物欲に勝てるのかは全く自信がありません。
 
Android(アンドロイド)2.3で動くNexus Sの動画です。
Introducing Nexus S


 

やばい、これは待つしかないかなあ。