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20年前の反原発ソング~RCサクセション / サマータイム・ブルース ('88.12.31)

RCサクセションのカバーズと言うアルバムに入っていた曲です。

当時、このアルバムは発売禁止になったと思います。

何故か、僕は買って持っています。

特別にRCサクセションの大ファンだっというわけではありませんでしたが、何故か買っていました。

全てがカバーの曲で、オリジナルな曲が多いRCサクセションでは珍しいアルバムです。


三浦友和さんや坂本冬美さんがコーラスとかで参加しています。

忌野清志郎さんと三浦友和さんは、高校の同級生なので何となく一緒にやっているのは分かりますが、坂本冬美さんは演歌歌手であったので、意外でしたが、とても良かったのです。

カバーズに入っている曲は、名曲が多いのですが、このサマータイムブルースも名曲だと思います。

何度もこのアルバムは聞いたので、歌詞も良く覚えていたりしますが、原発反対と言うのは、こうあからさまに言ってしまうのがいいことか、分からなかったので自分の中では封印していた曲だったりします。(封印とは、おいおい言い過ぎではないかと反論も返ってきそうですが・・・)
 

RCサクセション / サマータイム・ブルース ('88.12.31)

http://youtu.be/dVn0Aet0Bs8

歌詞)
暑い夏がそこまで来てる
みんなが海へくり出していく
人気のない所で泳いだら
原子力発電所が建っていた
さっぱりわかんねえ、何のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

熱い炎が先っちょまで出てる
東海地震もそこまで来てる
だけどもまだまだ増えていく
原子力発電所が建っていく
さっぱりわかんねえ、誰のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

寒い冬がそこまで来てる
あんたもこのごろ抜け毛が多い (悪かったな、何だよ)
それでもテレビは言っている
「日本の原発は安全です」
さっぱりわかんねえ、根拠がねえ
これが最後のサマータイム・ブルース

あくせく稼いで税金取られ
たまのバカンス田舎へ行けば
37個も建っている
原子力発電所がまだ増える
知らねえ内に漏れていた
あきれたもんだなサマータイム・ブルース

電力は余ってる、
要らねえ、もう要らねえ

電力は余ってる、
要らねえ、欲しくない

原子力は要らねえ、
危ねえ、欲しくない

要らねえ、要らねえ、欲しくない
要らねえ、要らねえ、

電力は余っているよ
要らねえ、危ねえ、
 

88年の段階で、こうやって反原発の曲を作り唄いアルバムを出したのは、凄いと思います。

ただ、当時僕は、ここまでの感情にいくことはできませんでした。確かに、そうかも知れないけど、電力を作るのに他の方法はあるのかが分からなかったし、石油に依存していくことは危険だと思っていたからです。

水力は、多くのダムを作るため村や街は水没してしまいます。
風力は、天気に左右されすぎます。

最近流行りの太陽光は、当時まだまだ確立されていません。(今が確立されているかはよく分かりません)


忌野清志郎さんは、歌っています。


それでもテレビは言っている
「日本の原発は安全です」
さっぱりわかんねえ、根拠がねえ


安全ではなくなった原子力発電とどう対峙していくかが、僕達に課された課題だと思います。
 

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