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被災地の本当の話

この話は、書いてもいいかと少し、悩みました。
でも、書くべきだと思い書きます。



東日本大震災の被災地が実家の人が、最近、物資を届けたりその他諸々のことをやるために帰っていた。そして、今日、お酒を飲みに行ってどんな様子か聞いてみた。

道の段差がひどくて、車のスピードを出すと危ないと言うところから始まった。

先日、テレビでやっていたが老人ホームが津波でやられてしまっていた。
避難場所に非難するわけだけど、病気だったりする人も多く、病院がいっぱいになったらしい。それまで入院してた人も、ベッドが足りなくなり家に帰されたらしい。

津波で流された瓦礫をどかしているが、どかしていくとその下から、死体が出てくる。もう誰か分からないような。
近くに住んでいると、その度に呼ばれて身元確認を頼まれるらしい。
でも、誰だか分からない。

死体安置所にも行くが、一週間前にあった死体が未だある。

おそらく、身元を言える人みんないなくなったのではないかと。

瓦礫のところに近づくと、匂いが凄いらしい。
 

おそらく、そういう事になっているんだろうなあと思っていたが、そういう光景なりからは、目を背けてしまっている。テレビでも、そういう所は流さない。

復興に向けたきれいなところしか映さない。

地震の後、泥棒がかなり出たらしい。

アパートの窓を一つ一つ開けて中に入る人もいた。


今、芸能人に会うなら被災地が一番らしい。

東北のテレビは、今日はこの芸能人が来たという放送をやっているらしい。

僕は、その芸能人の話はあまり見ないので分からないけど、分からない僕でも見た人がいた。

それは、石原軍団。

石原軍団が来たとき、周りは大渋滞になった。被災者でもない人が多く来たらしい。

そういう光景は映さなくて、渡哲也が焼きそばを焼いているところとか、女性の役者さんが子供を抱いているところしか知らなかった。

杉良太郎、トラック10台とタンクローリーで被災地に行っていた。このスケールは凄いし、テレビのレポーターから「売名ですか?」と聞かれたら「はい、売名です。毎回、数億円の売名やってますよ」的なことを杉さんは言っていたらしい。素敵な人だ。

アントニオ猪木は、気合を入れていたらしい。1,2,3、ダー!もやったらしい。

江頭2:50は、やっぱり凄い。身元を隠してボランティアをやった。


被災地は、観光地と既になっているらしい。関係ない人が車できて、瓦礫のところで記念写真を撮っている。ただ、匂いがきつくてすぐいなくなってしまう。


高速道路のサービスエリアは、宮城から福島に入ったところは車が多く止まっているが、原発に近いサービスエリアにはほとんど車がとまっていない、そこは営業しているのに。

そんな話を小一時間ほど。テレビで見るより、何倍もの心にしみる話だった。