浦和レッズの真実をブックオフで見つけて買ってきた。
昔から読みたいなあと思っていたけど、なぜか買わなかった本。
2007年に出版されているので、一昔前のレッズの話。
もう過去のことなので、面白くないのだろうなあと思っていたけど、これが面白い。
2007年といえば、レッズ黄金時代のまん真ん中。もうすぐ、ACLで優勝すると言う頂点を迎える、12時間前のような年代。
犬飼さんというレッズの当時の社長は、僕は当時ほとんど知らなくて、レッズからJリーグへ転身してから知ったようなものだった。
犬飼さんは、その後、Jリーグのトップであるキャプテンまで上り詰めた。
そして、キャプテンを追われた。
このレッズの真実を読むと、浦和レッズで行った犬飼革命の少しが分かる。
彼のやったことは革命と本当に呼べるものだと思う。
その革命精神をJリーグで行うことを期待されたと思うが、おそらく周りがついてこれなかったのではないかと思う。直接的には、夏開催のJリーグを冬開催(実際は秋に始まり春に終わる)ヨーロッパと同じシーズンにしようとしたことだった。
真冬の豪雪地帯は、スタジアムの整備がとても大変だし、観客も来ないだろうという意見が大勢を占めてたような気がする。
実際は、大勢ではなくて反対する人がうまく立ち回ったような気もするけど。
かくして、犬飼さんは追われ、今の会長が選ばれた。結果、誰も冬開催を言わなくなった。
確かに真冬にスタジアムでサッカー観るのは辛いけど、それでもいいのではないかと思う。
ドイツとかでたまに大雪の中でサッカーやったりしているのが放送されるけど、あれがサッカーではないかと思う。
改革っていうのは、誰もやらないから改革と言われるの訳で、それをやろうとしている人を、助けていかなければいけないと思う。
何か、とても惜しいことをしたのではないか、Jリーグはと思えてきた。
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