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おもしろく こともなき世を おもしろく

逆説の日本史は、ワクワクがなくなったのかな

電車での通勤時間は、最近睡眠にあてるようにしている。
もしくは、スマホでWebサイトを読んでいるということがほとんど。

それで、本を読むことはほとんどなくなっていた。

実家に戻り、近所の本屋さんに行ってみたら、そこが古本屋さんで、ちょうど逆説の日本史が何巻かあったので、15巻を買ってみた。
おそらくこれは読んでないだろうと。

逆説の日本史は、1巻からずっと読んでいるんだけど、何巻まで読んでいたのか覚えていない。

それで、目次を読んでおそらくこれは読んでないだろうと確信した。

家に帰って本棚を見ると、13巻までしかなかったので、15巻を買ったのは正解だったけど、14巻を買いそびれてしまった。

まあ、それはしょうがないので、15巻を読み始めた。

江戸時代の名君ということで、徳川光圀とか上杉鷹山とかが書かれていた。

ここらあたりは、知っている人だったので、面白く読んでいたら、途中から何か表向きが変わる。

いつの間にか、文芸論に移っていた。
 

いつの間にかと書いてしまったが、目次の中では明らかに違うので、そう感じたのは僕の読み方が悪いんだろうと思う。

逆説の日本史は、巻を重ねるごとにダイナミズムが失われてきたような気がする。
元々が、正論となっている歴史が実は違うということを書いてきたものなので、定説が正しかったら書くことはなくなるのかなあと思う。

そのため、文芸論にいかざるを得ないのかも知れないけど、もともとの話があんまりおもしろくないので、その逆説もイマイチなのかと思う。
と言うより、もともとの定説自体知らないのですね、きっと。

そのため、それを否定されても、だから何なのかと言う思いもある。

でも、こういう本でもない限り、そういう話自体を読むこともないので、重要かなと。


早く、幕末に話がいかないかなあと思う。