国立競技場での大学ラグビー早明戦。
国立競技場での戦いは最後になります。
観客は46000人。テレビ見ている限りでは、満員に見えます。
一昔前なら、このカードは満員になるのが当たり前だったのですが、ここ十年ぐらいはサッカー人気におされて空席も目立っていました。
今年は両校から国立を満員にしようという運動があったようで、他のクラブの応援などあり満員になりました。
試合は、展開の早稲田と押しの明治と言う昔のイメージが繰り返されました。
試合結果は、15対3で早稲田の勝利に終わります。
今日の試合の観客はおそらくラグビー見るなんて初めての人が多かったのではないかと思います。
ラグビー人気を取り戻すいいきっかけになるような試合だったと思うのですが、明治が長い間、早稲田ゴール前でフォワードにばかりこだわったのは、ちょっと残念でした。
ラグビーの醍醐味はボールが大きく動くことです。
それを見て、楽しくなります。
ゴール前での長い間の戦いは、小さな局地戦となりますので、見ていて面白く無いのです。
良く言えば玄人受けする試合ですが、ダイナミックさは失われます。
ラグビー人気を取り戻すには、見ていて面白い試合をすることだと思います。
それを、一番やっているのが、社会人のサントリーサンゴリアスです。今は日本代表のヘッドコーチとなったジョーンズさんが目指したものです。
せっかくこんだけ観客があつまったのに、もったいないことをしたなあと思います。
試合ですが、
ターンオーバーが多かったのが気になります。おそらく、日頃の冷静さがなくなっていたから、ボールに対する感覚が鈍っていたのかと思います。
サッカーで言うポゼッション率では、圧倒的に明治が優っていました。多くの時間、早稲田陣営での試合でした。
普通は、こういう場合、明治が勝つのでしょうが、そうはいかないのもラグビーなのかと思います。
それから、選手交代が多かったのも特徴的だったかと。
あれだけ新しい選手を明治が出してくると、動きがよくなるのではとも思っていたのですが、それも生かされてなかったのかと思います。
まあでも、熱い試合だったことは確かであり、そういうところは伝統が生きているのでしょう。
ラグビー好きなので、もう一度、人気が上がるといいのですが。