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AKB48のプロレス的考察

 

ハート・エレキ

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Beginner

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プロレスをKing of Sportsとずっと言っていたわけですが、なかなかそれを理解してくれる人がいなかったので、最近は、King of Fictionと言っています。

いや、本当のことを言えば今初めて言ったのです。

プロレスは、フィクションと言うより、フリージャズという方がわかりやすいのかと思います。つまり、最初と最後は決まっているけど、途中は勝手にやれよと言う感じです。

表現者としては、これ以上のものはないと思います。

ということで、AKB48です。

僕にとってのプロレスとは新日本プロレスなわけです。プロレスは、初めのころは絶対的なエースがいました。

創世記は、力道山です。

その後、それはジャイアント馬場アントニオ猪木に引き継がれます。

この二人が年を取り、後継者に引き継ぐときにいろいろなことが起こります。特にストロングプロレスを標榜していた新日本プロレスに激震が走ります。

ストロングプロレスとは、今思えば、単にプロレスに過ぎないのですが、当時は、プロレスを超えた真剣勝負と言うような取られ方をしていました。

実は、真剣勝負なプロレスは両刃の剣であったのです。

新日本の急進派が脱退します。真剣勝負のプロレスを目指す団体です。それで出来たのが、UWFです。UWFは当時のプレレス好きな人にとっては救世主になります。あんなもの見せものだろうと言う、アンチプロレスな人に対する確固たる回答だったからです。そんなにもりあがったUWFは、今の時期には適当な言葉が見つかりません。一時期世の中を席巻しますが、いつのまにかなくなりプロレスに収集されてしまいました。だから、メジャーな団体では、少なくとも日本では残っていません。

このプロレスとUWFと言う構図にあるのが、AKB48とももいろクローバーZという風に語るのは言い過ぎかもしれません。

 が、これを簡単にいうと、プロレス的口パクで見せるAKBと格闘技的に地声で熱唱するももクロです。

さきほど、絶対的エースが終わりその後が混沌するという書き方をしました。混沌とすると言うのは、エースを一人で背負うのではなく、何人かでやっていくというものです。

こういうのは時代が成熟した時には、ありがちな事んでしょうが、面白くないのです。人はノスタルジーに浸り絶対的エースを求めます。

 

AKBの絶対的エースと言えば、前田敦子でした。

 

彼女が卒業してから、エースというものが、ぼやけてしまいました。

 

大島優子がその地位を引き継ぐと思いましたが、運営側はそれを選択しませんでした。

 

今は、実は、次世代エース候補がいっぱいいます。そして、それを決めきれないまま時間が過ぎています。

 

新日本プロレスは、猪木がいなくなった後、エースかもしれないと思う人がいっぱい出ましたが、結局は長い時間が経過した後、棚橋弘至まで待たなくてはなりませんでした。

 

それほど、時間が必要でした。

 

AKB48は、これほどまでに時間を持てるわけではないので、もっと早くエースを作るのではないかと思います。

 

どういう人がふさわしいのか僕にはわかりませんが、この群雄割拠が早々に終わり、エースが立つはずです。