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WBC1準決勝での敗退は、試合前のセレモニーの長さと阿部を4番にこだわったこと

WBC準決勝、日本VSプエルトリコ

テレビ放送は朝の8:30からと言うことで、その時間から見ていた。選手が出てきて、スターティングラインナップのメンバーだけかと思っていたら、なんと選手全員の紹介するとかいろいろとセレモニーが続いていた。
並んだ選手の横では、先発の前田健太がずっと投球練習をしていた。
試合開始は、10時。
何をそんな長い時間、選手を立たせたままのセレモニーをやっているんだと信じられない感じで見ていた。

そして、試合開始。

案の定、思ったよりも随分待たされた前田健太は、制球力が定まらなく、それもあるが、アンパイアのストライクゾーンが分かりづらい状況の中、フォアボールを重ねた挙句、1点を先制される。

このたった1点が日本選手を動揺させる。

打線は、長い沈黙となる。

それでも、少ないチャンスを作るがヒット後1本が出ず点が取れない。
 

こういう世界の大会で、打者の癖とかの情報がとても少ない大会で、キャッチャーを4番に据えるのは、やはり無理があったと思う。

確かに日本ラウンドの最終戦で阿部は1イニング2ホームランを打っているが、あれは、決勝ラウンド行きが決まった後の、言わば練習試合みたいなもの。緊張感のない中でのホームランなんてそんなに価値もない。

侍JAPANは、4番候補の選手を代表から外してしまった。ジャイアンツの村田がその選手。
そのため、何が何でも、阿部を4番に据えるしかなかった。

確かに、今日の試合での大きなハプニングは、8回裏。1対3とやっと1点を返した後の、ワンナウト1,2塁、打者阿部の時に起きた、1塁ランナー内川の盗塁。バッター阿部も盗塁という感じの見送り方をしていなくて、2塁ランナー井端も全く動いていないため、内川のサインミスのような感じだけど、あそこで、4番打者なら、ヒット打っていいのではないかと思う。

大きな流れが来た時に、その流れを止めるような、内川の走塁ミスであったけど、それも打ち返すのが、4番の仕事ではないかと思う。

流れを止めてしまった、侍JAPANに勢いが再びつくことはなく、9回は3人で終わってしまった。

なんかこう、見ていて、誰か局面を打開してよと思うんだけど、セーフティバントする人もいず、蛋白に雰囲気に飲み込まれて敗退していったような気がする。


おそらく、マスコミでは、内川の走塁ミスをA級戦犯みたいな扱いにして、その後の彼の発言をことさらに放送していくんだろうけど、その前の打席で3塁打打っているのも彼だし、走塁ミスした後、2アウト2塁と言う点が取れる状況もあった。その時に、1本阿部がヒットを打っていたら、変わっていたんだろうなあと思う。

ただ、キャッチャーにそこまでの重責は負わせられないよとも思う。

と、書いていくと、代表選手を選び、打順を決めたであろう、山本監督が一番責任をとらないといけないと思うし、彼には、ぜひ、選手をかばって欲しいと思う。

世界のベスト4。

侍JAPANの選手は、胸を張って帰国すれば良い。