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Jリーグジュビロ磐田の前田遼一、そのデスゴールは浦和レッズ

ここ何年かJ1から降格したチームに共通な要因があります。
それが、ジュビロ磐田のFW前田遼一が最初にゴールを決めたチームが降格するというもの。
今年は、その相手チームがどこになるかが注目されていました。
その理由かどうか、これまでのジュビロ磐田の試合は、いかに前田選手にシュートされないようにするかが大きな課題になっていたようで、それに固執するばかりか、あんまり面白くない試合になっていたようだ気がします。
試合の主題は勝つか負けるかで、その次は、どのようにして勝つかと思います。
でも、前田選手のデスゴールがその上をいってしまっていたため、なんかそれって違うんんじゃねえかなあと思っていました。

そして、今日の浦和レッズVSジュビロ磐田戦。

試合は前半20分頃に浦和がPKを獲得。
キッカーは、興梠選手。
GKの川口の好守備にあい失敗。

押しまくっていた浦和ですが、一瞬のすきをつかれて先制点を取られる。

その先制点を取ったのが、前田遼一

今季のデスゴールでした。
 

試合は、それから、ずっと面白くなかったなあ。

なんと、ジュビロ磐田は5バックで、綺麗に5人が浦和の攻撃の時に並びます。

まるで、日本代表がアジアの国と戦っている時のように、ゴール前を固められます。おそらく、ボールポゼッション率は60%以上浦和になっていると思いますが、ほとんどの時間、磐田側でボールを回し、縦に行こうとすると、その5人に阻まれのような展開です。サッカースタジアムの半分でしか試合していないわけです。極端に言うと。

僕は、Jリーグは勝つか負けるかと書きましたが、それは、撤回します。

見ていて面白いか面白く無いかです。お互いが攻めないと試合はスイングしません。

この試合、浦和の森脇が点をとって同点にするまでは、はっきり言ってつまらない試合でした。

森脇選手は、今日が誕生日だそうで、その誕生日に自ら点を取るなんて、素敵なことだと思いました。それより、点をとった後、ゴールにあるボールをすぐ取りセンターサークルまで持っていくことに感動しました。それは、同点ではなく、自分たちは勝ちに行くんだという表明だからです。

それに呼応したように、試合は面白くなり、磐田の選手も前に行くようになります。

そして、アディショナルタイム原口元気が逆転ゴールを決めます。

この、試合、勝つことはとても重要でした。

横浜マリオスが5戦全勝で首位を走っているため、それを追いかけなければならないということもありますが、デスゴールを粉砕するためにも、勝ったことは非常に大きなことです。

横浜と浦和が強い今年のJリーグは面白いと思います。
 

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“デスゴール”出た!前田 今季初ゴールは浦和戦
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/04/06/kiji/K20130406005558880.html
 “デスゴール”がとうとう5試合目で出た。磐田は6日、浦和とアウェーで対戦し、磐田の日本代表FW前田遼一(31)が今季初ゴールを決めた。前田がシーズン最初の得点を奪った相手は、ここ6年連続でJ2に陥落しており、“デスゴール”と呼ばれている注目のゴールだが、今季はこれまで3勝1分けと好調の浦和戦で飛び出した。

“デスゴール”を食らったのは浦和、ついに磐田FW前田が今季初ゴールを決める!!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130406-01116713-gekisaka-socc
ジュビロ磐田のFW前田遼一が6日に行われた浦和レッズ戦の前半26分に今季初ゴール奪った。“前田の呪い”“デスゴール”。昨季まで7シーズンで前田がシーズン初得点を決められたチームがすべてJ2降格の憂き目に遭っている「都市伝説」。07年の甲府をはじめ、08年の東京V、09年の千葉、10年の京都、11年の山形、12年のG大阪と続いてきたが、今年は浦和相手に初ゴールを奪った。

浦和 「デスゴール」なんて気にしない
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2013040502000180.html
磐田戦に向けて、DF槙野は「世間は前田遼一さんのゴールを気にしているが、僕たちは僕たちのサッカーをするだけ」と主張すれば、FW興梠は「遼一さんがまだゴールを取っていないというのはあるけど…。まずは自分たちのサッカーができるように」と言った。前田について聞かれたわけではないのに、槙野、興梠はともに「デスゴール」の存在を問わず語りで口にした。不安視しないことを強調すればするほど、それだけ「過度の注意」となって呪縛の網は広がりかねないが…。