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Yesの5枚組CDセットは思いっきりプログレだった

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Yesの5枚組CDBOXセットが届きました。

早速聞いてみます。

プログレでした。

当たり前なのですが、プログレでした。

こういうのって聞いてみないと思いだせませんね。どういう音楽がプログレかと聞かれても、すぐには答えを言えませんが、こういう音をプログレということしかできません。

入っているのは、次の5枚です。
 

「ゴーイング・フォー・ジ・ワン」(1977年)
「トーマト」(1978年)
「ドラマ」(1980年)
「90125」(1983年)
「ビッグ・ジェネレーター」(1987年)

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Going for the Oneは、邦題、究極です。
メンバーのソロ活動の後、3年ぶりに発売された作品。リック・ウェイクマンが復帰し、初めてセルフ・プロデュースとなり、またジャケットのデザインもロジャー・ディーンからヒプノシスに変わるなど、新たな意気込みが感じられる意欲作。代表曲「悟りの境地」を収録した、新しい息吹を感じさせる作品。

トーマト
プログレッシヴ・ロックから離脱し、パンク・ムーヴメントへ殴り込みをかけたストレートな曲で占められた作品。クジラの捕鯨問題やUFOの到来など、今までの観念的なものが薄れ、より直接的になった歌詞が歌われている。ファンの交替を余儀なくされた、良い意味でも悪い意味でもバンドに変革をもたらせた作品。


ドラマ
バンド創設者のジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンが脱退してしまったため、バグルスのふたりを迎えて制作された異色作。メンバー構成は変わったが、エディ・オフォードやロジャー・ディーンなどの旧来のスタッフを再び起用して、従来のプログレ・ファンも納得させるクォリティに戻った作品。

90125
このアルバムは、Owner of a Lonely Heartが入っていることで有名です。ある意味一番メジャーな曲です。

Big Generator
1987年秋リリース、制作当初の段階ではトレバーホーンが関わっていたが、ラビンと意見が衝突しホーンが降りてしまう。結果的には、ラビンがプロデュース、作曲、演奏などで好き放題したいことを自由にやらせてもらったアルバムに仕上げられた。


Yesっていうのは、メンバーの出入りが大きかったこともあり、これぞロックだなあと実感できるグループです。