聞きたかったけど、うまく機会に恵まれず聞き逃したアーチストは結構います。旬なときに聞かなかったらそれから聞き返すなんてことはなかなかありません。
それは、どうしても同時代の楽曲を聴く方を取るからだと思っています。
音楽聞く時間が無尽蔵に有るわけではないので、選択の結果、そういうことになりがちです。
トッド・ラングレンが、僕の場合、そういうアーチストの5本の指に入る人かと思っています。
多くのアルバムを出しているトッド・ラングレンですが、唯一買って聴いたのは、Runt The Ballad of Todo Rundgrenです。彼の音楽は、バラードが一番でそれ以外はだんだん難解になっていくと思っていました。
当時は。
だから、このバラードとタイトルがつくアルバムに外れはなく、買って何度も聞いていたわけです。
それ以外にも、多くの名曲があることを知っていたのですが、どうしても、最後の一歩が踏み出せなかったわけです。
やっと、トッド・ラングレンのCDを複数枚買いました。
5枚組のボックスです。
この中には、既に持っているCDも入っているのですが、それはいいのです。
で、聞きました。
やはりいいです、トッド・ラングレン。
今日聴いたのは、Hermit of Kink Hollowです。
アップテンポの曲に入り込むように、バラードの名曲が散りばめられています。
こういうのを、最高のポップスターと言うんだろうなあと思いながら聞きました。
トッド・ラングレンは、でもあんまり人気が出なかったです。
メロディメーカーとしては非凡な才能を持っていると僕は思うのですが、何ででしょうね。
実力だけでは人気がでなくて、そこには運も必要ということでしょうか。
それはそれとして、今聞いても色褪せないCDだなあと思います。
Todd Rundgren (Original Album Classics) Todd Rundgren Warner Bros UK 2010-03-04 by G-Tools |