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スプリットとフォークボールの違いって何?

今年のベースボールとプロ野球。

一番印象に残った言葉は、スプリットです。

レッドソックスのクローザー、上原のスプリットと、イーグルスのエース田中将大のスプリット。

二人のスプリットは三振を取れます。この三振を取れるスプリットがよくわからなかったのです。スプリットは落ちる球種ですが、フォークほど落ちないので、打者の芯を外すと思っていて、芯を外してゴロを打たせてアウトにする球種だと思っていたわけです。
ところが、上原にしても田中にしても決め球で三振が取れます。何かスプリットって変わったのかと思ったわけです。

スプリットは、本名、スプリット・フィンガード・ファストボールと言います。この球種が日本で紹介された時、なんて言えばいいのか随分悩んだ記憶があります。暫くの間、テレビ放送ではそのままの長い名前が呼ばれていました。こんな長い名前の球種読んでいる間に次の球が投げられますから、短縮用語が欲しかったのですが、それがスプリットになったようです。今年はじめて知りました。一時期は、その頭文字とって、SFFとか言う近未来小説のよいな名前でも呼ばれていたのです。

スプリットとフォークボールの違いは、人差し指と中指だ挟んで投げるのは一緒ですが、握り方がスプリットの方が浅いということです。
 

浅い深いというのは、実はあんまりこの2つの球種を語る上では大したことではなくて、そのスピード感の違いのほうが大きのではないかと思います。

ストレートを同じぐらいのスピードで、最後に落ちるのがスプリットで、急速は遅いけど、沈み込むように落ちるのがフォークボールではないかと思います。

ただ、もう最近はフォークだと思ってみていても、スプリットって解説されるようです。

フォークボールってもう古い印象しなくなり、上原のように三振が取れるスプリットを見ると、そっちに球種がよっていっているようです。

だから、そもそもの違いが薄れていって、ほぼ真っすぐな軌道で落ちるボールはスプリットに統一されているようです。