この8年間。
日本のフィギュアスケート界を引っ張ってきたのは、まぎれもなく浅田真央です。
彼女に唯一ないものは、オリンピックの金メダルです。
今シーズンをもって現役引退を表明している浅田真央。
つまり、唯一残されている手に入れてないものを、勝ち取る最後のチャンスだったわけでした。
どんな演技をしたのか、見ていないので分かりませんが、得意とするジャンプをことごとく失敗したそうです。
彼女は金メダルを取るために、あえてリスクを取ります。
それがトリプルアクセルです。
トリプルアクセルと言えば、今や浅田真央の代名詞とも言えますが、失敗するリスクも大きいのです。
SPで1位だったキム・ヨナはトリプルアクセルは飛びません。トリプルと表現力で勝負します。
彼女の上に立たなければいけない、浅田真央は、より難易度の高い技にいくしかありませんし、飛ばないことで競技を終わることは、彼女の選択肢にはなかったと思います。
SPは、まさかの16位でした。
でも、勝ちにいった結果ですから、誰も責めることはできません。
明日の未明にある、フリー。
順位はいいので、彼女らしいチャレンジな演技で締めくくってほしいと思います。