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おもしろく こともなき世を おもしろく

映画「天地明察」を今更見たけど、原作をよく理解して作っているようで

天地明察。

近所の貸DVD屋さんが新装オープンしたので、借りてきたのでした。

この映画は小説を先に読んでしまったため、その世界観がどう描かれているのかが期待だったのです。

映画は多分2時間半ぐらいでした。

小説は上下巻です。

この長い小説を描くの大変だなあと思っていたら、うまく描いていました。

主人公、安井算哲は碁打ちの中では最高峰の位置にいる家柄ですが、武士の世界では所詮低い身分です。

天体の高名な人とともに北極星の実地研修を行うことで、その知識が磨かれ、同時に人物試験も行われていました。

会津藩主保科正之が後ろ盾になります。

名字は保科ですが、れっきとした徳川の直径の大名です。保科正之以降の人は松平を名乗ります。

その名家が後ろ盾になりますが、結局改暦に失敗します。

自暴自棄になった時、支えたのが妻になった、えんです。

そして、天才数学者関孝和の助けを得て、あたらな暦で勝負にでます。

 

映画、よくできていました。

 

そして、原作も面白いです。

 

天地明察 上 (角川文庫)

天地明察 上 (角川文庫)