サッカーワールドカップ開催まであと2週間ちょっと。
前回、南アフリカ大会は、大方の予想を裏切ってベスト16になった日本代表。
僕は、当時、たとえ16強になったとしても、攻撃的布陣をいきなりやめ、阿部勇樹をアンカーに配置する5バックのような超ディフェンシブな戦いをして勝ったところで何になるの!と思ったのでした。
その思いは、この4年間何も変わらなかったのです。
でもやっと、岡田監督の凄さが少しだけでもわかった気がします。
ワールドカップは4年間で準備します。
オシムから引き継いだとはいえ、その準備期間のほとんどは、攻撃的な布陣でした。
大会までの最後の数試合。それが機能しないことがわかります。
大会直前にそれまでの布陣を変えるのは相当に勇気がいることだと思います。
もし負けてしまったら、その急変した布陣のせいにされます。それは、紛れも無く監督批判になります。
そういうリスクがありながら、あえてアンカーを入れるという今までやったことない布陣で試合を行うなんて、勇気あるんだなあと。
攻撃は、本田をFWにすることで溜めができ、前三人で点をとって、その他は守備でというぐらいに単純化したものになりました。
結局は、4年前の日本代表にとって勝つための最善な手段がほぼ5バックというものだったんだろうなあと思います。
今回のワールドカップ。
初めて攻撃的な布陣で臨む大会になります(おそらく)。
どのくらい通用するのか楽しみです。