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価格競争に左右されない付加価値をつけるホームセンター

5月6日に放送されたガイアの夜明け

揺れるホームセンターを特集していました。

ホームセンターは、与野にできたドイトが最初でその後多くの同業者が参入してきました。

その上、競合は、ホームセンターだけではなく、家電量販店やカーショップや家具専門店と多岐に渡りました。

そして、価格競争にさらされていきます。

ホームセンターは、扱う商品が多すぎて価格競争に勝てなくなっていきます。

放送では、ユニリビングという中堅のホームセンターをやっていました。

4月1日にアイリスオーヤマに買収されます。

何やら、待ったなしという時間軸の中にさらされています。

ユニリビングが展開していこうとしているのは、女性向けホームセンターです。

女性のバイヤーにより、それまでの常識では売られていない商品を取り扱うようになります。

女性向けの商品を増やすことで、それまでの主力商品の種類が減ることになります。

これが成功するか失敗するか、まだ分かりません。

ただ、他社との差別化は必須ですし、去年より今年、今年より来年とお客様へ提供するものは成長していかないといけません。

 

続いてビバホーム。

LIXILの子会社です。

ここは、独自の商品を提供することで、差別化を図ります。

安全のみを求めていたと思われた、安全靴にファッションを取り入れます。

都心でも格好良く履ける。

スーツにも合う。

こういうこれまでメインの思想としてなかったものを作ります。これはニーズあるだろうなあと思います。

商品化に向け、即決即断です。

リピーターを呼びこむ戦略です。リピーターはプロの方が多いということです。

 

そして、プロ専用、完全会員制の店。

Ken Depo Pro(建デポ プロ)

建築関係のプロだけを対象とする店です。

ターゲットが広くなると置くものも多くなり、中途半端になる。

そのため、客を絞り込むそうです。

朝6次30分の開店時には、既に何人もの職人が。

目的のものを次々に選んで買い、現場へ。

お店は、元職人を積極的に採用しているそうです。

こうすることで、会話が成り立ちます。

建築関係の職人限定で販売することで、結局はサービス力が上がります。

そして、さらに職人向けになるように徹底する。

こういう、敢えて言えば、わりきって削ぎ落とした展開は、これから生き残っていくためには、非常に重要です。