タイトル通り、日本は核武装すべきという本です。
アメリカの核の傘の下にいると言うことは、最近は言われなくなっていたなあと読みながら思い返しました。
核武装が究極の日本にとっての安全保障です。
非核三原則を高々にうたって平和を世界に宣言している日本が核兵器を持つなんて、アホか!と言われそうです。
実際子供の頃の僕は、核兵器を持つなんてことが、日本の平和に繋がるなんで露とも思わなかったです。
むしろ、この本に書かれているように、世界の中で孤立するぐらいに思っていました。
アメリカはいつも日本を守ってくれると考えることは、あまりにもナイーブとしか思えないし、貿易摩擦が起こるたびに、日本は譲歩してきました。
核兵器は、広島長崎に落とされて以来、世界のどこでも使われたことはありません。
それは、その破壊力かあまりにもひどいので使うことができなくなってしまったからです。
つまり、核兵器は持つことが重要であり、その抑止力により、自ずと発言力が高まります。政治的に言えば、交渉力が高まることになります。
睨みが効くっていうことです。
昔から引きずっていた核武装への考えを整理してくれる著作だと思います。
東アジアは、おそらく世界的にみて緊張している地域です。
その中で日本はちゃんとした交渉力を持つことは重要です。
- 作者: 田母神俊雄
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2013/09/04
- メディア: 単行本
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