スティーブ・ジョブズの本を読んでいるけど、アップルの勝利は、とことんシンプルさを追求していったことが一点。
確かにアップルの商品群は、とてもシンプルにできている。
他の企業はこれが分かってもできないのは、リスクが高まりすぎることにあると思う。
商品多い=リスク分散=安心
と言う図式で表現できるように大企業になればなるほど、多くの商品作ったら責任の所在があやふやになって、人は安心する代わりに、物事が進まなくなる。
アップルのパソコンには、全てMacと言う名前がつく。
Macはもともとは愛称のようなもので、商品名ではなかった、それを、iMacの成功により、Macがアップルのパソコンの象徴になっていった。
パソコンという名前でカテゴライズされること自体が、スティーブ・ジョブズにとっては耐えられないようで、MacはMac以外の何物でもないというぐらいの拘りをもっている。
音楽を聞く機会は、iPodで統一されている。
電話は、iPhone
タブレットは、iPad
iと言う一文字がつくのがアップル商品の特徴になっているけど、これから発売される時計にはiが付かない。
これが何を意味するのかは僕によくわからない。
みんな、iWatchだと思っていたから。
ここまで商品名をシンプルにしている企業は、他にそうない。
思いつくのが、Windows
マイクロソフトのOSには、必ずWindowsがつく。
Windows3.1
Windows95
Windows98
WindowsME
WIndows7
Windows Vista
Windows8
Windowsの商品は、Windowsの後に数字がつくのは概ね成功している。
MEとVistaの評価は非常に低い。
この公式を破ったのが、Windows8
数字がついたのに、失敗したOSと言われている。
で、8の後には、Windows10らしい。
9を飛ばすことで、Windows数字バージョンの復活を期待しているような気がする。
Windowsは、シンプルかと言うと実はそうではなく、Windowsなんとかの後に商品名が更につくものがいっぱいある。
いっぱいあって、何がなんだかわからなくなる。
複雑。
不要なものはそぎ落として、シンプルで勝負することが、勝利への道かと思う。