長い間の円高デフレから、ようやく脱却したようです。
円安インフレ局面に。
円安になるということは、輸出産業にとっては海外での価格競争力ができることと、同じ値段で売っても為替差益が生まれることから、プラスに働きます・・・・なんてことをここで書かなくても、中学生でも知っているような当たり前の話ですが。
そうは言っても、少しだけ書くと、輸入すると、今まで1ドルで買ってたものが、100円から109円になるということで、日本では価格が上がります。
円安が進むとものの価格は上がりインフレになります。
アベノミクスは円安を誘導してきましたから、インフレになることは当然ですし、インフレを経済成長率に置き換えてしまうと、それだけで成長しているような錯覚に陥ります。
ただ、これが短時間に急激に進むと、購買意欲もなくなってくるので、国内総生産が落ち込み、不景気になっていきます。
行き過ぎた円安を抑えるためには、金利を上昇させるような施策をやってくることが考えられ、円が海外にいかないようにして円高にしていき、バランスを取って行きます。
円はしばらくは110円の攻防があると思います。
円安もある一定のところに落ち着かないと、制御不能な状態になります。
気分も大きく影響していきますので、これが112円とかになると、次のラインが見えなくなります。
ということで、109円辺りでじっとしておいて欲しい、円相場です。