消費税が8%になって一番変わったことは、価格が外税方式になったこと。
これはこれで便乗値上げを抑える効果があるため、いいといえばいいんだけど、逆の立場で言えば、レジで精算してでないと実際の価格がわからないこと。
これは、結構恐ろしい。
それと、安いと思っていた商品がそれほど安くないとわかった瞬間、これから買うのやめようかと思う。
値付けと言うのはそれほど購買意欲に直結する。
消費税は8%
あと1年したら10%
ところが、まだ10%は確定していない。
今の消費性向を見て決めるらしい。
はっきり言って、今の外税方式で購買意欲が湧くとは思えない。
安くないから。
1980円で買ったと思ったら、それは、2138円だったと。
2138円って一体なんでんねん!といきなり関西弁で怒ってしまう。
それほど価格に信頼性がなくなっている今。
外税を認めざるを得ないのは、その後にもう一回増税があるから、2年に2度の価格変更は小売店にとっては大変なことになる。
レジにしても、値札にしても。これにコストを何度もかけるわけにはいかない。
その結果、ますます値段がわからないことに。
スーパーにしてもコンビニにしても、勢い買いとか衝動買いが非常に重要。
その購入により、客単価が上がる。
だから、レジの近くにすっと手を伸ばして買ってしまいそうな商品をさり気なく置く。
ところが、これも、値札が外税のため、いったいいくら払えばいいのか分からない。
その結果、ちょい買いできるそのようなレジ周りの商品も売れなくなる(多分以前ほど売れなくなってると思う)。
明朗会計で、いくらになって、どのくらい得かわかるのが、日本人としての安心な購買行動でした。
だから、内税にしていくらかかるのかはっきりさせることが非常に重要です。
消費税10%
するのかしないのかを先延ばしにしてはいけません。
もし先延ばしにするなら、なかったことにして欲しいです。
すると、企業は腹をくくって内税にします。
商品の値段がはっきりわかり、買うことに勢いがつきます。
すると、ものが売れることになり、景気は回復します。