FOOT☓BRAIN
今週はこんな話でした。
Jリーグに300億円規模のチームを作ろう。
今、最も多く稼ぐ浦和レッズでも52億円。
それを300億円にする。
300億円とは、ヨーロッパのビッグクラブの中で下ぐらいの規模。それでも世界に何とか通用するチームが出来るライン。
強くするためには、
1.ガラパゴス化を食い止めろ
Jリーグは、国内の成績に目を向けすぎで、ALCに対して真剣でない。4チームが出るが2008年にガンバ大阪が優勝して以来、ベスト8が最高。
アジアでいい成績を残していないのはチャンスを逃している。アジアで勝つことにより、アジアの企業からお金を集めることが可能になる。
ヨーロッパの主要リーグは、莫大な放映権料を得ているが、実はその3分の1がアジアからのお金。
つまり、強いチームがJリーグにできてリーグが面白くなればお金をアジアから集めることは十分可能。
.平等主義から抜けだせ。
クラブ配分金。
Jリーグが得た収益を配分するが、各チームほとんど変わらない。、
ブンデスリーガでは、総額972億円あるが、その配分は、クラブの数で割らなくて成績に応じて傾斜配分される。
強いチームにより多く配分する。
例えば、Jリーグもチャレンジして結果を残したら、配分金を大きくする。
そうすれば、チャレンジしたことに対して見返りがある。
また、結果を残したクラブを優遇する。
そうするとクラブは活性化する。
観客動員数をもっと増やす。
収入の2割ぐらいがチケット収入なのがヨーロッパの強豪。
仮に300億円規模のチームを作るとその2割、60億円がチケット収入。
日本はGDPも高く、大きなコンサートにはいっぱい人が集まるなど、コンテンツさえしっかりしていれば、十分観客動員は見込める。
つまり。日本にはビッグクラブを作る土壌がある。
みんなが見たい選手がいるチームを作ると観客動員できる可能性は十分ある。
今年J2で史上最速でJ1昇格を決めた湘南ベルマーレ。
湘南ベルマーレとavexがコラボレーションを進めている。
Jリーグと音楽プロダクション、ともにファンビジネスと言う共通点がある。
ベルマーレからしたら、ライブでいっぱいにするノウハウはサッカーでも生きる。
では、avexはどこに魅力を感じたのか?
今までコラボすることはなかったJリーグのチームとコラボすることで何かが生まれる可能性がある。
サッカーとコンサートを近く出することにより、チケットを共有することで、お互いのお客さんを呼べる。
ベルマーレの哲学とは、お客さんが見てどんだけ面白いか。
勝ち点3より必要なものがある。
サッカーで一番盛り上がるのは、ボールを奪い前線でパスしてシュートすること。
アタッキングサイドでボールを奪う回数が多いことが分かりやすい。
ボールを奪って短いパスでシュートまで行く。
それが盛り上がる。
ベルマーレはそれが凄いらしい。
今年は、フォルランとか来て、Jリーグ盛り上がっていくかと思っていたら、そのセレッソの成績がイマイチになっているので、しゅんとなっているが、ビッグネームが来ることはリーグにとって大きいことが分かった年でもあった。
停滞してしまったJリーグだけど、十分ヨーロッパの主要リーグに追い付くことはできると思う。
横浜フリューゲルスが終わりになってから、それ以上チーム解体にならないように、チームの固定費を減らしていく方向で行ったこれまで。その結果、チームはこじんまりと経営的には、無理がなくなった。
ただ、面白くはなくなった気もする。
平等主義はやめる時期かなあと思う。確かに。