思うにいきなりの感覚があった今回の衆議院議員選挙。
自公で圧倒的過半数で政権運営していた自民党が、わざわざ勝負に出る必要性がよく分からなかった。
ところが、この選挙結果を見たらその先見の明に脱帽だなあ。
自公は公示前の324議席を超える勢いと言うのは、安部総理にとっても望外だったのではないかとは思う。
今回の選挙で自公が圧勝したのは、
1.原油価格の下落
原油価格が、アメリカのシェール革命の影響で思ってもみなかった下落局面になった。原油価格の下がり感が円安基調を凌ぐものになっているので、ガソリン安につながっている。ガソリン価格は物価を可視化するので、それが下がっているということは、家計に安心感を与える。
さらに、電気料金も下がるということで、何となくこのままでいいのではないかと思わせる。
2.争点がなかったこと
有権者の僕達には、何を判断して投票すればいいのかがよく分からなかった選挙だった。右か左か分からない選挙は難しい。
ということで、盛り上がりにかける選挙になった。
その結果。
3.投票率の低下
帳票率が下がった。投票率が低いと、固定票を多く持つ政党が勝つ。
つまり、自民党、公明党、共産党が議席を伸ばす、伸びていた議席を守った。
維新の会の橋下さんは、選挙前日に敗北宣言みたいな凄いことをやってしまったけど、この盛り上がりなさは、安部総理の勝利だなあと思う。
日本が復活しているらしい、アベノミクス。
それに、国民は賭けたわけだから、それを全うして強い日本に戻してほしいと思う。