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おもしろく こともなき世を おもしろく

箱根駅伝で選手としてのピークを迎える男子と、大阪国際女子マラソンでネクストヒロイン枠を作ったりして長距離選手を育成する女子の違い。

昨日10km走ったため、未だに膝が痛い。今日走るのは無理だなと思っていたりします。

テレビでは、大阪国際女子マラソンをやっていて、独走状態に入りかけたウクライナのガメラ選手を重友選手が追い、並走が続きます。

女子マラソンも、高橋尚子さんと野月みづきさんがオリンピックで金メダルをとった頃がピークでその後、なかなかメダルが取れない時代が続きます。

女子選手の長距離の目標はマラソンと言うのは、一般的感覚です。

10000メートルとか5000メートルは、アフリカの選手に全く歯が立ちません。

入賞したら、万々歳です。

それに比べマラソンは持久力も必要になりますから、まだまだメダルが狙えます。

マラソンに対する育成というのが、女子の方が確立されています。

男子選手の場合、国民的お化け大会とまでなってしまった箱根駅伝の存在があります。その視聴率と大会の中で起こる物語が強烈です。

箱根駅伝の影響を書いている本を読むと、距離の多様性を求める声が多くあります。

箱根は、ほぼ全区間20km前後です。

長くて25km、短くて18kmです。これでは、画一された才能のみ求められてしまいます。

10kmとか5kmを作ることでスピードランナーを育てられるし、30kmを作れば、マラソンを見据えられます。今は、特徴のあるのが山登りの5区だけ。5区の物語性は面白いのですが、マラソンということを視野に入れると、なんにも練習になりません。

対して女子の駅伝を見ると、大学生の大会も実業団の大会も、その距離はまちまちです。いろいろな適性を持つ選手が走れることで、様々な才能が伸びます。

そして、マラソン大会に現役の大学生が出るようになりました。それも、好記録を出します。

そして、今回の大阪国際女子マラソンでのネクストヒロイン枠です。若手に光を当てる。良い試みだと思います。

2時間23分台が出せる若手が出てくれるといいですね。

 

最終結果

ガメラ選手が3連覇。2時間22分9秒。

2位プロコプツカ選手で2時間24分7秒。

重友さんは、2時間26分38秒で日本人トップの3位

渡辺さんは2時間28分35秒で4位

城戸さんが2時間29分7秒で5位。