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おもしろく こともなき世を おもしろく

ペットボトルのふたが寄付につながるという意味がよく理解できなくて、そういうことはやってなかった。その主体なNPO法人が寄付を怠っていたということ。

ペットボトルのふたを集めてそれを原資に寄付をする。

僕の会社でも、ゴミを集めるところに、ふたを入れる容器があって、結構集まっています。

 

以前、何かの記事でこのペットボトルのふたが寄付になることのコストパフォマンスが低すぎるというのを読んでから、ふたをペットボトルから外して、入れることをしなくなりました。

 

ただ、こういうことを他の人に話したかというと、そのめんどくささでやめました。

 

ボランティアと言うのは、批判しにくいものです。

 

そして、このボランティアは非常にお手軽です。

 

捨てようとした瞬間に、ペットボトルの本体からふたを離して、ふたをふたの回収箱に入れたらおしまいです。

 

誰でも簡単にできるボランティアになります。

そういうことに目くじら立てて批判しててもしょうがないのです。

 

ところが、

ペットボトルふた回収のNPO、ワクチン代寄付滞る:朝日新聞デジタル

「世界の子どもたちにワクチンを届けよう」と呼びかけ、ペットボトルのキャップのリサイクルを進めるNPO法人「エコキャップ推進協会(エコ推)」(本部・横浜市)が2013年9月以降、キャップの売却益があるにもかかわらず、ワクチン代に寄付していないことが分かった。今も同じ呼びかけを続けており、寄付を受けてきた団体から疑問の声が上がっている。

だそうです。

なんだかなあと思います。

 

これに対して、エコキャップ推進協会は、自身のWebサイトでこう書いています。

エコキャップ推進協会 公式ホームページ - NPO法人 府国生第130号

 日頃よりエコキャップ運動に対し、ご理解・ご協力賜わりありがとうございます。

 この度はエコキャップをご提供されているご提供者様、回収してくださっている回収業者の方々、その他エコキャップに御関心をいただいている方々にご心配をおかけして申し訳ありません。
 当協会において前事業年度に限り、世界の子どもたちにワクチンを日本委員会に寄付が滞り、結果的に皆様のエコキャップがワクチンにならなかったこと、またそれをご報告しなかったことを深くお詫び申し上げます。

 当協会はポリオの世界的根絶に協力すべく2013年度まで、皆様が提供下さったエコキャップの売却益の多くを「世界の子どもたちにワクチンを日本委員会」に寄付をさせていただいておりました。
 お陰さまを持ちましてポリオの撲滅が99%達成されております。

 そこで、当協会は皆様からご提供頂いたエコキャップを次にどの様な方法で社会貢献させていけるのか考えました。この段階で皆様に使い道の方向転換を図った事実をご連絡しなかったことが今回の誤解を招いてしまったと反省しております。

 

悲しいことに、今は2015年度です。

2013年度までやっていたことの方向性を転換するまでと言う時間というなら、ちょっと長すぎたかなあと思います。

 

不特定多数の人から寄付を集めてそれを運用し役立てるというのは、それ相応の清廉潔白さが必要です。

 

この意味からは、残念な結果かなあと思います。

 

ちゃんと役立てるところに寄付されることを祈ります。

 

で、僕は今後もペットボトルのふたを外して、ふたの回収箱に入れることはないでしょう。