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おもしろく こともなき世を おもしろく

名経営者と名選手は引き際が肝心。キングカズのことを話した張本さんの言葉を検証する。

サッカーの三浦知良選手。

Jリーグが始まった時、華やかなヴェルディ川崎(当時は読売ヴェルディと言ってましたが〉の中でも、華やかさが際立ってました。

なんかチャラいなあと当時の僕は思っていました。

その後の彼の行動を見ていると、そういうちゃらさは単なる一つの外見だけであって、もっと奥深いものがあるなあと思いました。

キングカズと言われるようになった、三浦知良さん。

すごい選手だなあと思いました。

 

それを前提にこれから、僕が思っていることを書きます。

 

キングカズは、プロ野球で言うと、長嶋さん王さんに匹敵します。

その存在は絶大です。

 

長嶋茂雄は、選手後半の時に指を骨折します。

37歳の時です。

それまで絶対的存在でした。

 

38歳。

おそらく、自分の思い通りにできなくなります。

「わが巨人軍は永久に不滅です」

と言う言葉を残し引退します。

 

王貞治。

ホームラン40本は当たり前。

50本も普通に打ってた選手です。

今はこういう選手はいませんが、巨人戦は、どんなに巨人が負けていても、王さんの打順がくるというと、それを見て球場を後にした人が多かったのです。

そして、現役最後の年。

ホームラン30本も打ったのですが、自分に納得できず引退します。

さて、この年に王さんが引退しなかったら、どうだったでしょうか。

選手として残ってたら、ファンとしては彼の打撃を見たいと思います。

もしも衰えたとしても、ピンチヒッターでも見たいと思います。

 

その時、監督はどうするか?

 

使わなきゃいけないでしょう。

 

プロスポーツとは、観客を多く呼びテレビで多くの人に見られてなんぼのものです。

見る人が多くなって、プロスポーツの収支はあってきます。

 

監督は大変です。

 

勝つことと観客と両方を追わなければいけません。

 

観客を引きつける選手であればあるほど、その引き際が重要です。

 

と言うことを考えてみると、張本さんがテレビで言ったことは真実だと思います。

僕は、その番組を見たわけではないので、どういう文脈の中で言ったのか分かりませんが、選手が伝説になればなるほど、その起用法は難しくなります。

 

政治家ではないですが、その出処進退は自分で決めるしかないです。

 

張本さんの言ったことは、正しいと僕は思います。