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リベラルとリベラリズムの超えられない溝。

リベラルとリベラリズムは、良いイメージの言葉でした。

直訳すると、自由です。

この言葉から何も悪いイメージは浮かびません。

 

リベラリズムも同様です。

直訳すると、自由主義です。

 

ところが、この言葉が政治の世界では独り歩きします。

 

リベラル派と保守派という文脈で語られると、実は意味がわかりません。

 

自由派と保守派です。

 

好きなことをやるのはリベラル派と思うと、日本の政治、特に軍事力ということを語った瞬間に、自由なリベラル派は、何があっても反対の全く自由ではなくなります。

 

対して保守派はここでも保守です。軍事力を保持することは、国を守る政治家としては当たり前でしょう、議論する余地もないぐらいはっきりしています。

軍事力を持つと言うことは、ずっと日本ではタブーでした。そこに自衛隊という明らかに軍隊がいたとしてもです。

自衛隊、彼らの一番の働きどころは災害の時です。

特殊なことを日頃からやっているので、それが災害のときに活きます。

でも、それは違うと思います。

 

軍隊は軍隊本来の仕事があります。

それこそ侵略から守ることです。侵略というのは広義な意味です。

この日本の土地を守るだけではなくて、経済の権益を守ることもありだと思います。

 

さて、話はリベラルに戻ります。

このリベラルという言葉を捻じ曲げたのが、他ならぬ自民党というのが、実は始末が悪いのです。

 

一時期、変なマスコミが現れて、自民党リベラル派は、最高というぐらいに持ち上げました。

 

時の総理になった、宮沢喜一を筆頭に、河野洋平や誰それや、一時期自民党を牛耳っていたのがこのリベラル派です。

 

今の自民党の中では、絶滅危惧種になっていると思うので、自民党はやっと信じるに足る政党になったと思います。

 

さて、このリベラル。

もう少し詳しく書くと。

自由主義思想リベラリズム)のこと。保守主義と対立する政治的信条であり、どんな自由を重んじるかによって意味合いが異なる。

柔軟で理想的な政策、中絶の容認、弱者の救済、個々人の自由の擁護等の総体として使われる。特に日本におけるリベラルな主張が広くかつ明確に理解されていないため、使用する人により大きな差が生じている。

 

リベラルズム

  1. 自由主義(じゆうしゅぎ、英: liberalism、リベラリズム)とは、政治や経済などにおける思想や運動や体制の類型のひとつ。 啓蒙思想から生まれた近代思想の一つであり、人間は理性を持ち従来の権威から自由であり自己決定権を持つとの立場から、政治的には「政府からの自由」である自由権や個人主義、「政府への自由」である国民主権などの民主主義、経済的には私的所有権と自由市場による資本主義などの思想や体制の基礎となり、またそれらの総称ともなった。 自由主義は政治や経済における多元主義でもある。 自由主義の対比語は、政治学的には権威主義や全体主義、経済的には社会主義の計画経済などの集産主義である。

引用元

自由主義 - Wikipedia

 こういう風に改めてリベラルを読むと、なんと都合の良い信条かと思います。

 

そろそろ、リベラルと言う言葉はやめたほうがいいでしょう。