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満州事変以降の歴史を侵略と認定するのは違うと思う

結局はこういう事を言ってしまうのかなあ。


「満州事変以降、侵略を拡大」 70年談話で有識者懇報告書
私的諮問機関「21世紀構想懇談会」の座長を務める西室泰三日本郵政社長は6日、首相官邸で首相に報告書を手渡した。報告書では「(1931年の)満州事変以後、大陸への侵略を拡大し、無謀な戦争でアジアを中心とする諸国に多くの被害を与えた」と明記し、先の大戦を侵略戦争だったと位置づけた。
歴史には表と裏がある。

第二次世界大戦までの世界は、どうやって自分の国の領土を広げるしかなかった。

ヨーロッパの国々はその象徴で植民地が世界のそこら中にあった。

アジアとアフリカはその殆どがそうだった。

それが当たり前だった時代に、日本がやった事だけを侵略と今さら言うのはおかしいのではないかと思う。

例え言うなら、その時代の歴史背景を語って言うべきだと思う。

何か、一方の事だけを殊更に言うのは何だか違う気がする。

確かに勝てるはずのない戦いに打って出てこっぱ微塵に負けてしまった事は、後から振り返れば、ばかだなあと思うし、これが明治維新の頃の政治家がいたら、回避したかもしれないけど。

その記憶とそれから受けた教育のお陰で、日本はとんでもなくアジアの諸国に悪い事したと思ってるけど、東京裁判で1人否を唱えたのが、インドのパール判事だという事も歴史の真実な訳で、そういう歴史の多くの文脈から、こういう言は語るべきだと思う。

難しい問題という事は、重々承知だけど。