今週のガイアの夜明けの話です。
電気のない国。
タンザニア。
そこで日本の技術力で勝負するベンチャー企業がいます。
ラジオがあっても、それは乾電池でしか動きません。
わずか2日で電池が切れます。
電気がないというのは、日本では考えられない生活です。
夜は、真っ暗です。
真っ暗な中では、食事も不自由です。
当然、勉強なんてできません。
文化が進んでいきません。
ここに電気を切り売りするサービスを売りにいきます。
切り売りって、なんだかわかりません。
そもそもが、日本人にはそんな発想がありません。
金さえ払えば、電気も水道を無尽蔵だからです。
電気がない国では、発電した電力を必要なだけ売ります。
この技術が東大発ベンチャーのデジタルグリッドが可能にしました。
日本円で考えると、1000円分の電気を買うということです。
では、電気がない国で電気を作るのは。
太陽光発電機です。
タンザニアはアフリカです。
太陽光で発電する条件は揃っています。
太陽光で作った電気を売るところは、日本でいえばコンビニです。
タンザニアでは、それをキオスクと呼ぶそうです。
どこかで聞いた名前ですね。
そのキオスクとの契約から始まります。
商店を見つけ店頭で宣伝し、その価値を作っていきます。
デジタルグリッドソリューションが、タンザニアで作った会社の名前です。
そして、サービス名を、ワッシャサービスとしました。
電気の力ってすごいなあと見ていて改めて思いました。
それこそ生活を変えます。
それから、人を明るくする力があります。
当たり前のように電気がある、僕たちにはわかりません。
次は電気自動車です。
場所はインドの隣、バングラデシュ。
交通は天然ガスの三輪車が主流です。
そこに電動式の三輪車が流通していきます。
これまでは、中国製の粗悪な電気三輪車です。
バッテリーが4か月でダメになるそうです。
ここに戦いを挑んだのが、さいたま市に本社があるテラモータースです。
テラモータースのビジネスモデルは、アップルのようです。
設計図は自社で書いて、部品は他社から調達して、工場は海外です。
中国製に比べてバッテリーが3倍持つ三輪車の販売を開始します。
物凄く好評です。
値段は、中国製と同じ21万円にしました。
安いです。
組み立てるのもバングラデシュにしました。
ところが、これが少し笑えます。
働かないのです。
製品ができないと思い、行ったら、休んでました。
昨日働きすぎたので、寝ていたそうです。
これも海外だなあと思います。
困難を切り開き、戦っているベンチャーもあるんだなあと新たな発見の今日のガイアの夜明けでした。