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iPhoneの広告ブロックは、アプリ無料の終焉の始まり。

iPhone6sというか、iPhoneのOSがiOS9になり広告ブロック機能ができるアプリが表に出てきた。

広告ブロック機能ができると、iPhoneの画面に突如現れる広告が出なくなる。

例えば、Webサイト見ていると、画面の下のほうから、のっそりと出てくる広告とか。

これだけ見ていると、良くなったなあとも思うけど、問題はそんな単純なことではない。

 

iPhoneのアプリに多くある、無料のもの。

 

それが成り立っている大きな要素は、広告機能だということ。

 

アプリ作っている人の多くは慈善活動でやっているわけではないので、そこからいくばくかの収入を得ようとする。

 

普通、料金設定して使う人からお金をもらえばいいんだけど、スマホのアプリは無料が当たり前と思われているので、お金を払って使ってもらうのは、とても敷居が高い。

 

なら、どうするかというと、広告収入ということになる。

広告をする領域を設け、そこをクリックしてもらうことで収入を得ることになる。

 

そのクリック広告の世界最大手が、グーグル。

 

アップルが広告ブロックを認めるというのは、グーグルのビジネスモデルに対して、強く反対表明を行っていることだと思う。

 

客観的に見ると、このアップルとグーグルによるインターネットを使ったサービスの覇権争いは面白いと言えば面白い。

 

ただ、無料に慣れている多くの人にとっては、これからアプリは優良が当たり前ということに対しては、しばらくついていけないかもしれないけど。

 

広告ブロック機能が当たり前の世界は、今とは大きく違った世界になるんだろうなあ。