西武ライオンズの秋山選手がシーズン安打記録を更新しました。
打った安打は216本。
素晴らしいと思います。
ただ、何かが引っかかります。
では、これまで日本のプロ野球で200本安打を達成した人たち。
選手--------(所属)-------安打-(年度)-試合--打数
マートン-(阪神)-------214--(2010)---144---613
イチロー-(オリックス)-210--(1994)---130---546
青木宣親-(ヤクルト)---209--(2010)---144---583
西岡剛---(ロッテ)-----206--(2010)---144---596
ラミレス-(ヤクルト)---204--(2007)---144---594
青木宣親-(ヤクルト)---202--(2005)---144---588
この中で130試合で200本安打を記録したのは、イチローだけです。
では、今年、日本記録を樹立した西武の秋山選手は?
秋山翔吾-(西武)-------216--(2015)---143---602
143試合です。
打数も見れば一目瞭然にイチローのすごさが分かります。
さらに、球場の広さが全く違います。
今やプロ野球の球場は、北海道にしても福岡にしても大阪にしても両翼100mが当たり前です。
昔は両翼は90メートルでした。
90mと100mでは守備は全く違います。
外野手の肩の強さが求められるようになりました。
それと守備範囲の広さも。
外野の守備と言うのが全く異なりました。
逆説的に言うと、昔のグラウンドはヒットが出にくかったとも言えます。
試合数と球場に狭さと。
それを考えると、イチローのシーズン210本安打は、やはり別格です。