下町ロケット。
録画したんだけど時間がなくて見られなかった。
1話が2話になり、3話になり。
ますます見る時間を取れなくなった。
そして今日。
3時過ぎから、これから見るかと思い第1話を見た。
なかなかイラつく展開に見るのをやめようかとのささやきも聞こえる。
何といっても第1話は2時間。
このドラマの作者が書いたものは、大体が4分の3ぐらい見ないとすかっとしない。
つまりは、4分の3はイラつくことになる。
そのイライラ感とスカッと感のトレードオフがかなり大変である。
そして、そのうえ、第1話はだれが味方で誰が敵かが全く分からない。
特に銀行から出向している経理部長が一番分からない。
1話と2話は、ナカシマ工業から特許侵害で訴えられることから始まる。
並行して、メインバンクの白水銀行との駆け引き。と言うより、一方的に融資を引き揚げられる。ここらあたりは、バブルが弾けたころの日本の銀行が行ったであろう貸しはがし。
そういうことが刷り込まれている僕たちは、それもありなんと思う。
ナカシマ工業との裁判は、お互いが被告になる展開に。
そして、佃社長の気持ちのこもった弁論で窮地を脱する。
3話は、自前ロケットにまい進する帝国重工との闘いが始まることなる。
それにしても、帝国重工の表し方が、なかなかにえぐい。
赤い制服と隊列とその巨大さと。
超大企業と下町の町工場の戦いに。
日本は、技術立国である。
明治維新から第二次世界大戦を超え、敗戦国から立ち直り、高度経済成長を成し遂げ、バブルも超えて今がある。
その100年超の間、日本を支えてきたのが、技術。
それを支えてきたのが、中小企業と思う。
バブルが弾け、円高が続き日本を支えてきた技術力は海外に流出した。
そのうえ、新興国からの安い材料と工業製品が世界に溢れた。
日本の技術力はどうなっていくのかと思っていた。
その、答えがこの下町ロケットに描かれていると思う。
まあ、イライラスカッとして月曜日を迎えたいなら、このドラマは必見かと思う。
そして、今日は第4話。
帝国重工と佃製作所の戦いです。