テレビで手っ取り早く視聴率を稼ぐには、旅と食べ物と言われて久しいのです。
番組表見れば、この系統に属する番組は数多くあります。
この両者を掛け合わせているのは、大食い選手権です。
食べまくって勝ち進んだら、海外へと舞台が移ります。
旅と食の王様(最近は、女性限定の女王版もありますが)的番組です。
最近、僕が毎週はまっているのは、吉田類の酒場放浪記です。
BS-TBSと言う地上波ではない番組ですが、偶然に見つけた番組でした。
当時は、偶然見られたらいいぐらいに思っていたのですが、月曜の午後9時から毎週やっていることを知ってから、毎週録画して見るようにしています。
この番組。
どうってことない番組です。
行く酒場の駅に降り立ち、なにやらほかのところを探し出し、少し遊ぶなりして夜になると、目的の酒場に行き、酒飲んでつまみを食べる。
ただ、それだけです。
なのに、なんで面白いのかなあと思います。
それを考えてみたわけですが、
まず、いきなり目的地の酒場に行かないことかなあと思います。それなりに、そこの駅の風情なりを紹介することが良いのです。それも、あざとくないのです。
ここで、卓球場かよ!なんてことが起こります。
次には、日本酒への造詣かなあと思います。
吉田類さんは、相当に日本酒に詳しいのです。
その飲み方も冷だったり熱燗だったり、料理を見て決めていきます。
ビールも焼酎もホッピーも飲みますが、やはり日本酒なんだよなあと気が付きます。
そこの居酒屋で友達ができることも、見ていて面白いところです。
毎回、乾杯をやります。
会話も弾みます。
お店の雰囲気も分かります。
そして、なんといっても吉田類と言う人の人柄が、この番組の良さだと思います。
今の吉田類さんは、渋くて格好良いのですが、昔撮ったものを見たら、結構見た目とんがってます。
あの、三角サングラスが象徴しています。
でも、当時から人柄の良さがにじみ出ます。
で、ここまで長い番組になっているんだろうなあと思います。
最後に、取り上げる居酒屋が、チェーン店ではないことです。
その地その地でいけてる居酒屋が紹介されます。
そこでしか味わえない料理があるわけですから、絶対に行ってみようと思います。
渋くてよい番組です。