タクシーの初乗り料金が日本は高いのです。
いや、我々日本人にとっては、初乗り料金どころかタクシー自体が高いと言う意識でした。
外国人にとっては、初乗り料金が高いそうです。
今日のワールドビジネスサテライトで報道していましたが、そもそもアメリカやイギリスとの違いは初乗りの距離です。
日本のタクシーは初乗りは2㎞です。
つまりは、2㎞までは同一料金です。
で、東京は730円です。
この料金が、アメリカやイギリスでは300円台だったり200円だったりします。
安いのです。
でも、距離は300mちょっととか200mちょっととかです。
2.300メートルぐらいなら歩けよ!と思ってしまいそうですが、タクシーに対する考えがそもそも違うのではないかと思います。
欧米の人にとってのタクシーは気軽に短い距離で乗って移動する手段だと思います。
いきなり2㎞と言われてもなあと言う感じかもしれません。
というわけで、オリンピックが近づき、海外の人が多く観光に来る日本には、その人たちの考えに基づく乗り物も必要です。
もっと初乗り料金を短くして、価格を落とすのです。
こうすると、外国人が使いやすくなります。
使いやすくなることで、タクシー1台が稼ぐ料金をもっと多くしようと言うことなんだろうかと思いますが、そんなに簡単に行くのだろうかなあとも思います。
タクシー業界にとっては、ちょっと待ってくれよ、それは。
一度に長い距離を運転して稼ぐのが、我々のビジネスモデルなんだよ。
かもしれません。
でも、使う方からすれば、手軽に乗れる交通手段になってくれたらタクシーに対する考えも変わるかもしれません。
これまでの決まりきった考え方から離れてみることも重要です。
マイナス金利と言う、これまではありえなかったことが起きる今日。
今までの既成観念は捨てなければいけません。