ニューヨーク9番街57丁目
このCDを毎日聞いてる。
良い。
凄いと思う。
POLICE とSTINGの両方の良いとこ取りのアルバムだ。
このアルバム(あえてアルバムと言う言葉を使う、それがこのCDのことを言い表せているからだと思うから)は、難解だ。最初聞いたとき、まったく良さが分からなかった。何かずれていると思った。何回か聞いているうちに良さが分かってくる。そう、POLICE自体がそうだった。なんだか分からないけど、聞いているうちに耳になじんで聞かずにいられなくなる。それこそがスティングの真骨頂だと思う。
僕らは、どこかでポピュラーミュージック、いや、ロック、もっと言えばJ-POPと言うものに対して、あまりに分かりやすくて聞きやすい音を蔑む。ロックってこんなんじゃないだろうと。耳に馴染む音楽ってロックじゃないだろうと。
ただ、あまりにも難解すぎるとそもそも分からない。ロックの本で絶賛されていたりすると、分からなきゃと思うけど、分からない。何か違うと思う。
STINGの新譜を聞いて分かったのは、最初聞いたとき、ん?と思う。何度か聞いたら、へえ!と思う。もっと聞いたら、これは凄いと思う。そして、耳に響くなあと思う。
これが、ロックがロックたる所以だと思う。
60歳を過ぎて、こんな化け物みたいなアルバムを作るスティングは、凄いと思う。で、ずっと聞いてきた僕は幸せだ。
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