どうしても勝ちたかったと言う気持ちが強すぎたかもしれません。
う~ん。
そんな事は、分かっているし勝ちたい気持ちがなければスポーツではありません。
テレビで見ていてそう思っただけで、実際の選手の気持ちにしても体の動きにしても、僕にはわかりません。
惜しかったなあと、それだけです。
Jリーグは、プレイオフは今年が最後です。来年からまた1シーズン制で1年を戦います。
下剋上。
鹿島アントラーズが優勝したから、そう言われます。
なぜかというと、年間順位3位から勝ち上がり、年間1位のレッズに勝ったからです。
ん!?
アントラーズは、確かファーストステージ優勝です。
昔、Jリーグが2シーズン制だったころ、プレイオフは、ファーストステージとセカンドステージの優勝チーム同士が戦いました。
その昔のレギュレーションだと、レッズとアントラーズは同等です。
昨年から始まった2シーズン制は、1stと2ndの優勝チームの上に年間順位を持ってきたことで複雑になってしまいました。
上位概念が年間順位なので、下剋上とか言われてしまいますが、1stステージ優勝のアントラーズは下剋上でもなんでもありません。
さて、試合を振り返ります。
前半の前半は、レッズが押します。
7分に先制します。
ところが、だんだんとレッズの歯車がくるってきます。
このプレイオフ、1stレグでは1対0でアウェイのレッズが勝ちました。アントラーズが優勝するには、2点以上取って勝たなくてはなりません。
ここが面白いところですが、レッズの1点の先制点は、どうでもよい1点でした。アントラーズとしては、2対0でも2対1でも勝てばいいのですから。つまりは、1点取られても1点取ってしまえば、優位になります。アウェイゴールが優先されるというのは、どっちが優位かわからなくなります。
果たして、前半終了間際にアントラーズが1点を返します。まだ、レッズの方が優勢ですが、気持ち的には分からなくなります。その上、ゲームはアントラーズが押しています。レッズは、監督が一番冷静でなかったかもしれません。
後半早々、守りに入ります。ボランチに青木を入れ1対1のまま終わらせようとします。
高木を下げ、関根を下げます。ここまで、後半15分。
早すぎる交代です。
そして、興梠まで下げます。
興梠はズラタンと代わってもいいのですが、MFより先に交代すべきでしょうと思いました。
結局は、焦ったようにしか思えなかった交代が機能せず、アントラーズにPKを決められ1対2になってしまいます。あと15分。
なんと、槙野をFWに持ってきてパワープレイを始めます。レッズのパワープレイなんて見たことがありません。闘莉王ならまだわかりますが、今のレッズにそれはないだろうなあと。
案の定、パスが全くつながらなくなります。雑です。
ああ、雑だなあとテレビを見ながら言葉を発してしまいました。
西川もフリーキックで出そうな引っ込みそうな中途半端シーンが映されます。
最後の決定的チャンスも武藤が外し、万事休しました。
10年ぶりのJリーグ優勝がなかった瞬間でした。
でも、ここまでよくやってきたと思います。
1シーズン制に戻る来年こそ優勝してもらいたいと思います。