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プロレスは、華と強さと必殺技

プロレスは、なかなかに難しいプロスポーツで、その次代の匂いを感じないと生きていけません。

力道山がプロレスを日本に持ってきて、ベビーフェイスの日本選手とヒールのアメリカの選手という、公式がはっきりした時代から、ジャイアント馬場とアントニオ猪木と言う、2大スターが全日本と新日本と言う2つのプロレス団体を率いた時代を作ります。

大衆的な全日本とストロングを掲げる新日本。

言ってしまえば、そんな時代でした。

ストロングプロレスを掲げた新日本プロレスは、そのイデオロギーから内部崩壊します。UDFがそれです。

プロレスって所詮、八百長じゃない。と言うことを叩きつけられた新日本プロレスは人気が凋落します。他の団体は、その前から落ちていたのでプロレス界全体が冬の時代です。

 

その冬の時代を立て直すのが、今の新日本プロレスです。

会社の経営が変わったことが一番大きかったと思うのですが、それまで引っ張ったきた棚橋弘至がいたことが大きかったと思います。

棚橋選手の後に、天才、中邑選手が出てきます。二強時代です。

右肩上がりが見えそうな時に、オカダカズチカ選手が現れます。

 

プロレスは、華と強さと必殺技です。

もう一つの要素は、選手の大きさです。

 

それを具現化した久しぶりな選手が、オカダカズチカさんです。

 

身長が、190cmを超えるのは魅力です。

 

日本人選手が、外国の大きな選手に歯が立たなかった頃を知る自分としては、オカダさんの出現は、嬉しいの一言です。

 

1.4

 

イッテンヨン

です。

 

1.4は、新日本プロレスが長い時間をかけて作った新春のプロレスの祭典です。

 

場所は東京ドーム。

 

メインイベントは、IWGPヘビー級選手権

チャンピオン、オカダカズチカVS挑戦者、ケリー・オメガです。

 

この試合の凄さは、何と言っても試合時間です。

 

46分45秒

こんな長さの試合は、ほとんど記憶にありません。

 

昔、全日本プロレスが全盛だった頃、そうです、日本人四天王がいた頃は、このくらいの時間のプロレスはありました。

でも、最近この時間のプロレスは見たことはありません。

ただ、これも前兆があって、メインの前のIWGPインターコンチネンタル戦。

内藤哲也VS棚橋弘至の試合が、20分を超えていたというのも、原因かも知れません。

 

さて、45分を超えたIWGP戦。

見どころ満載でした。

 

オカダにオメガも華と強さを必殺技があります。

 

こういう試合は、見ていてどっちが勝っても納得します。

 

おお!

とか

 

へええ!

とか

 

すげえ!

とかが出る試合は、見ていることだけで幸せになります。

 

1月4日にして、すでに今年のベストバウトと言ってもいいかも知れません。

 

で、希望です。

 

試合の途中にCM入れないでノンストップで46分の試合を見たみたいんものです。

 

この日、東京ドームでこの試合を見られた人は、幸せです。

 

コンチネンタルもジュニアもNEVERも良かったですし。